人が人を愛することのどうしようもなさ 作品情報

ひとがひとをあいすることのどうしようもなさ

人気女優として活躍する土屋名美(喜多嶋舞)。だが私生活では同じく俳優の夫・洋介(永島敏行)と破局の危機を迎えていた。多忙を極める名美を横目に、下り坂の洋介は若い女優(美景)と浮気。その荒んだ生活は、長いすれ違いで心身ともに蝕まれていた名美をさらに追いつめていった。現在撮影中の新作「レフトアローン」では、夫・洋介が名美演じるヒロイン鏡子の夫役として共演。しかも、洋介の浮気相手の女優まで出演というスキャンダラスなキャスティングがマスコミの注目を集め、マネージャーの岡野(津田寛治)はその対策に忙殺されていた。そんな中、ひとりの編集者・葛城(竹中直人)が名美にインタビューを試みる。「映画『レフトアローン』。それは愛のない夫婦生活に絶望した女優・鏡子の切ない物語。俳優である夫の言葉の暴力、そしてたび重なる不倫…。耐えきれず電車に飛び乗った鏡子は車内で自らに下品な化粧をほどこし、ネオンの街角で声をかけてきた男たちに体を売る。それは自分を女として見なくなった夫への復讐か、それとも自分を取りもどすための女としての本能なのか?」劇中の鏡子と自分を重ねるかのように、葛城に映画の解説をする名美。だがそこには……。やがて誰もが想像しなかった衝撃の結末が訪れる。

「人が人を愛することのどうしようもなさ」の解説

都会の闇と男の欲望にまみれどこまでも堕ちていく女を描くねじれた愛憎劇。石井隆監督が「天使のはらわた」以来描いてきたヒロイン[名美]シリーズのエロスと映像世界。主演・名美には、喜多嶋舞が扮する。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2007年9月8日
キャスト 監督石井隆
出演喜多嶋舞 津田寛治 永島敏行 美景 伊藤洋三郎 山口祥行 中山俊 城明男 志水季里子 品川徹 竹中直人
配給 東映ビデオ
制作国 日本(2007)
上映時間 117分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:35

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