馬頭琴夜想曲 作品情報

ばとうきにゃそうきょく

映画美術の巨匠、木村威夫が描く、摩訶不思議な極彩色の世界

雪の降る夜、教会の前に馬頭琴と共に男の子が捨てられていた。その馬頭琴に見覚えのある修道院長は、男の子に世羽(ヨハネ)と名づけ、教会で育てることにする。彼女は長崎の原爆で、馬頭琴奏者の友人を亡くしていた。彼の息子が焼け残った馬頭琴を引き取った。そして、今、また馬頭琴が現れたのである。世羽は少年になり、自分の生い立ちについて知りたがった。ある夜、高熱にうなされた世羽は、馬頭琴弾きの夢を見る…。

「馬頭琴夜想曲」の解説

鈴木清順、黒木和夫、熊井啓など、巨匠と呼ばれる監督の美術監督として活躍してきた木村威夫。2004年から、監督に挑戦し始め、本作が4作目となるのだが、ひと時代を築いてきた巨匠の作品とは思えない、アバンギャルドさに驚かされる。まず、セリフのほとんどがテロップ。そして、照明は全てベタで、録画した演劇を見ているようなビジュアルなのだ。試写に現れた木村監督は「毎回毎回、同じ手順の映画作りは、ほとほと飽きた。従来の映画作りを壊すような作品を作りたかった」と、述べていた。89歳になろうとしている今尚、新しいことにチャレンジし続ける熱意に感動する。ラストのメッセージには、ガツンとやられること、間違いなし。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2007年7月21日
キャスト 監督・原画木村威夫
出演鈴木清順 山口小夜子 原田光 千秋みつる 木村沙矢香
配給 太秦、エアプレーンレーベル
制作国 日本(2007)
上映時間 55分

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最終更新日:2016-02-12 15:52:22

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