叫(さけび) 作品情報

さけび

忘却は罪、見捨てられた過去が悲鳴を上げる

東京の埋め立て地で女が殺される。捜査に当たる刑事の吉岡は現場に自分の痕跡を見つけ困惑し、同僚の宮地からも疑いの目を向けられる。時を同じくして姿を現すようになった赤い服の女が発する耳をつんざく叫び声。彼女は何者で何を訴えているのか?曖昧な記憶に脅かされ、過去の闇に取り憑かれたように憔悴してゆく吉岡の周りで、次々に殺人事件が起きる。死因のすべては海水による溺死だった。いったい自分は何をしたのか…。

「叫(さけび)」の解説

たとえ思い出したくない嫌なものでも、なかったことにはできない。地震によって緩んだ地面にじわりと染み出るのは切り捨てられた過去の怨念か。黒沢清監督が『リング』の一瀬隆重プロデューサーと初めて組んだ最新作は、そんな不気味で不穏な埋め立て地で起きた殺人事件を端に発するサスペンス・ホラーだ。ここで描かれるのは、自分の中に潜む得体の知れないものこそ恐怖であるということ。不確かな自分自身に脅え狂気を帯びてゆく主人公・吉岡を演じる黒沢組常連の役所広司もいつになく暴力的で怖い。魅入られたら闇の底に吸い込まれそうなほど鬼気迫る赤い服をまとった葉月里緒菜には、この世ならぬものの美しさと哀しさがある。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2007年2月24日
キャスト 監督・脚本黒沢清
出演役所広司 小西真奈美 伊原剛志 葉月里緒奈 オダギリジョー 加瀬亮
配給 ザナドゥー+エイベックス・エンタテインメント+ファントム・フィルム
制作国 日本(2006)
上映時間 104分

(c)2006「叫」製作委員会

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最終更新日:2016-02-12 15:51:26

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