美式天然 作品情報
うつくしきてんねん
第49回サンフランシスコ国際映画祭公式招待作品。
昭和のはじめ。とある田舎の映画館で、無声映画『美式天然』の到着を待つ人々がいた。このフィルムを届けるはずの少年は、大好きなキネマ女優が主演するこの映画が悲しい結末だと知り、フィルムを砂浜に埋め、失踪してしまう。 時は流れて現代。ある街に、夫が死んでから部屋にこもり花の絵を描き続ける母と、母を見守りながらも冷めた感じで日々を過ごしている娘がいた。二人が暮らす家に、ある日突然祖父が居候を始め、静かな生活が少しずつ流転しはじめる。二つの時代。祖父は、むかし自分が届けなかった映画を思いながら、自分の人生をかみしめ、記憶の映画館で、時を越えた上映会がはじまる…。
「美式天然」の解説
1997年。北海道で、ある一軒の映画館が解体された。「この消え行く映画館の姿をフィルムに残したい!」という坪川監督の呼び掛けに多くの俳優、スタッフ等が賛同し、1996年に製作が開始。9年の歳月をかけ、2005年に本作は完成した。主演に吉田日出子、高橋喜久代、そして、本作完成直後に惜しくも他界した高木均。助演には、小松政夫、常田富士男、あがた森魚、山田吾一、真那胡敬二等の芸達者な面々が脇を固める。更に、戦前の映画館のシーンや、劇中劇となる無声映画には『上海バンスキング』等で有名な、元オンシアター自由劇場の俳優達が出演。演技のみならず演奏の腕前も披露している。完成後は常設映画館での上映とは別に、全国の映画館の無い町への出張上映も予定されている。(作品資料より)
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:坪川拓史
出演:吉田日出子 高木均 小松政夫 |
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配給 | 未定 |
制作国 | 日本(2005) |
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