ミラクルバナナ 作品情報
みらくるばなな
情熱を燃やす人々とハイチの風景が、現代人の忘れた何かを思い出させてくれるドラマ
ハイチ共和国に大使館の派遣員として赴任した三島幸子。ハイチのことをほとんど知らなかった彼女は、小学校の調査などを通じて、西半球最貧と言われるその現状を理解していった。そんなある日、幸子はバナナの木から紙を作れることを知り、紙作りのプロジェクトを立ち上げる。日本からバナナペーパーの研究をしている大学院生の中田を呼び寄せ、現地職員のフィリップらと共に計画の実現を目指していくが…。
「ミラクルバナナ」の解説
バナナの木から紙を作ろうとしている実在のプロジェクトをモチーフに、バナナペーパー作りに奮闘する女性の姿をさわやかに映したドラマ。舞台となるハイチは確かに貧しい国だが、劇中で緒形拳扮する和紙職人が戦後の闇市に例えるように、その混沌とした社会情勢の中には“生きる力”が満ちている。そんな“生きる力”とバナナペーパー作りに情熱を注ぐ人々をオーバーラップさせることで、現代の日本人が失いつつある“前向きに生きる”ことのすばらしさを確かに描き出した。主役の小山田サユリの明るく奔放な演技は、ハイチの風景にぴたりと合っている。また天然ボケキャラでおなじみアドゴニーが見せる落ち着いた演技も注目だ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2006年9月16日 |
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キャスト |
脚本・監督:錦織良成
出演:小山田サユリ 山本耕史 アドゴニー スタンリー・ダルシッド 津田寛治 |
配給 | ミラクルバナナ製作委員会 |
制作国 | 日本(2005) |
(c)2005ミラクルバナナ製作委員会
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