アバウト・ラブ/関於愛(クワァンユーアイ) 作品情報
あばうとらぶくわぁんゆーあい
東京、台北、上海。3つのアジアの都市を舞台に3人の監督が描く、言葉の異なる男女の出逢いを描いた3編のラブ・ストーリー
「ニイハオ」…漫画家を目指して台北から東京へやってきたヤオは、スクランブル交差点で偶然見かけた悲しい表情の女性が気になる。ある日ヤオは街角のギャラリーで描きかけの絵を見て立ち止まった。その絵は偶然にもヤオが見かけた女性・美智子が描いているものだった。ヤオは、悲しそうな美智子のためにあることを考え付くのだが…。「謝謝」…台北のマンションの一室。失恋の痛手を紛らわそうと、アスーは深夜にもかかわらず本棚作りに悪戦苦闘している。とうとう彼女は知り合いの日本人・鉄ちゃんを呼び出した。カタコトで意志の疎通をするうち、2人の距離は縮まったかにみえるのだが…。「再見」…上海の下町に日本人留学生・修平が下宿をしにやってきた。大家の娘のユンは、彼の存在がいつしか気になってくる。そこへ小包が修平に届く。差出人は修平の彼女と知ったユンは…。
「アバウト・ラブ/関於愛(クワァンユーアイ)」の解説
言葉がうまく通じない、異国の地にやってきた外国人。だからこそ、自分の気持ちをストレートに伝えられないもどかしさがある。そうした「感情の間合い」を、さらりとしたタッチで描いているのがこの作品だ。ラブストーリーといっても作品の中の男女はまだ恋人同士ではない、しかしどの作品でも「この2人が恋人同士になったらいいのに」と感じ、その後の主人公たちがどうなったかがとても気になるはずだ。その「余韻」は、限りなく「愛の気持ち」に近い。短編小説のような味わいがある「東京編」、切ない恋と残してきた時間への悔いが印象的な「上海編」もいいが、個人的には、恋人未満の2人の男女の関係を描いた「台北編」がおススメだ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2005年9月17日 |
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キャスト |
監督:下山天
イー・ツーイェン
チャン・イーパイ
出演:伊東美咲 チェン・ボーリン 加瀬亮 メイビス・ファン 塚本高史 リー・シャオルー |
配給 | ムービーアイ エンタテインメント |
制作国 | 日本=中国(2004) |
上映時間 | 102分 |
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