渋谷物語 作品情報

しぶやものがたり

捨て身でのし上がった男の戦後一代記

昭和20年9月、特攻隊の生き残りとして復員した安藤昇(村上弘明)は、腕っ節の強さとカリスマ的統率力によって、新宿の闇市で頭角を現して行く。ヤクザ組織と抗争を重ね、警察からもマークされるようになった安藤のもとに、敗戦後の混乱で道標を失った血気盛んな男たちが続々と集まってきていた。やがて、グループを率いて渋谷に進出し、昭和27年には、青山通りに<渋谷興行>を開設。裏社会から表舞台への転換に成功するが、卑劣な手口で富を築く財界人・中井秀麿(風間トオル)に憤激し…。

「渋谷物語」の解説

誰もが、その日、その日を生きて行くのに精一杯だった終戦直後から、奇跡の復興と脅威の経済成長の時代へ突入する昭和30年代までを描いた本作は、特攻隊員として国のために一度は捨てた命ならば、失うものなど何もないと、ゼロからのし上がって行った実在の人物・安藤昇の戦後を追っている。弱者を排斥する巨悪に対する彼の怒りは、日本という社会で生きることの矛盾を露呈させる。

白いスーツ姿もスマートに、肝の据わったいい男を演じた村上弘明以下、男気勝負の男優陣が揃って好演し、梶間俊一監督は、徹底した時代考証で当時の風景を丁寧に再現した。それにしても、昭和史の生き証人とも言うべき安藤昇氏が駆け抜けた渋谷の街の変貌ぶりには、戦後60年の歳月を思わずにはいられない。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2005年3月5日
キャスト 監督梶間俊一
企画・原作・出演安藤昇
出演村上弘明 南野陽子 渡辺裕之 松方弘樹 津川雅彦 風間トオル 永島敏行
配給 東映ビデオ
制作国 日本(2004)
上映時間 122分

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最終更新日:2016-02-12 15:47:19

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