DV 作品情報

でぃーぶい

“ドメスティック・バイオレンス”の暗部に切り込む社会派ドラマ

鬼頭泰子はジュエリーショップに勤める29歳の女性。ひと回り歳の離れた夫・昭吾との間に子供はなかったが、愛と信頼で結ばれた幸せな夫婦のはずだった。3度目の結婚記念日の夜、花束を手に泰子のショップへと立ち寄った昭吾は、店の外から働く妻の姿を見つめていた。泰子は若い同僚と親しげに会話している。昭吾は泰子の携帯に体調が悪いから先に帰ると告げ、その場を去った。その日から昭吾は人が変わったように暴力的な行動をとり始める。それは日を追うごとにエスカレートし、泰子は夫の言いなりになってゆくのだった。

「DV」の解説

DV=ドメスティック・バイオレンス。今や市民権を得たこの外来語は、「夫や恋人がパートナーに対してふるう暴力」を意味する。現在、国内のDV被害者は40万人にのぼり、平成13年にDV防止法、平成16年にはそれを強化した改正法も施行された。身近な暴力であるがゆえに、加害者も被害者も行為の実情をとらえにくいDV。本作は、そんな現代社会の病理に鋭く切り込んだ社会派ドラマである。

重たい主題だけに、観ている側も沈鬱な気分にならざるを得ないが、論理的な判断とは異なる次元で繰り広げられる夫婦の愛憎劇には不気味な説得力があり、愛や信頼という美徳が裏腹に持ちあわせる狂気の怖ろしさを伝える。夫婦を演じた遠藤憲一と英由佳の業の深い演技もリアリティがある。「DVは悪」という単純な帰結では済まない、複雑な余韻の残る作品。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2005年2月5日
キャスト 監督中原俊
出演遠藤憲一 英由佳 高野八誠 りりィ 小沢和義
配給 バイオタイド
制作国 日本(2004)
年齢制限 R-15
上映時間 85分

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最終更新日:2017-04-03 00:01:37

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