戦争のはじめかた 作品情報

せんそうのはじめかた

アメリカの迷走はここに始まった!?全米公開5度延期の問題作

ベルリンの壁崩壊が間近に迫り、ブッシュ(父)大統領が就任中の1989年。西ドイツ・シュツットガルトの米陸軍基地では、平和ボケした兵士たちの規律が緩み放題。大佐直属の事務官エルウッドも、物資の横流しやヘロインの密売に手を染めて退屈な日々をまぎらわしていた。そんな折、基地内の浄化を図るリー曹長が着任する。エルウッドはリーに取引を持ちかけて丸め込もうとするが、歴戦の古参兵には通じない。ならば相手の弱味を握ろうとエルウッドはリーの一人娘のロビンに近づくが、意外にも本気でロビンに恋をしてしまうのだった。

「戦争のはじめかた」の解説

平和な時、戦争は自ら戦争する-。ニーチェの有名な警句になぞらえられた本作は、米ソ冷戦時代末期の米軍基地の内実を赤裸々に描いた問題作。本作の全米配給権をミラマックスが買った翌日、“9・11”のテロが発生。高まるナショナリズムの中、実に5度の公開延期を余儀なくされたいわくつきの作品である。原作はピューリッツァー賞候補となった「バッファロー・ソルジャーズ」。

ベルリンの壁崩壊のテレビ報道をバックに己の欲望に奔走する兵士たちの姿は、いかにも今日的なジレンマとブラックなユーモアを喚起し、安直なアメリカ批判に留まらない戦争の本質を考えさせる。ハードな主題に相応しく、出演者にもホアキン・フェニックス、エド・ハリス、スコット・グレンと実力派がそろった。迷走の続くイラク問題を考える上でも見逃せない作品だ。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2004年12月11日
キャスト 監督・脚本グレゴール・ジョーダン
原作ロバート・オコナー
出演ホアキン・フェニックス アンナ・パキン エド・ハリス スコット・グレン
配給 シネカノン
制作国 イギリス=ドイツ(2001)
上映時間 98分

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最終更新日:2016-02-12 15:46:48

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