故郷の香り 作品情報

ふるさとのかおり

2003年東京国際映画祭でグランプリを獲得した、『山の郵便配達』のフォ・ジェンチイ監督の最新作

北京の役所に勤め、妻も子どももいるジンハーが、大学に合格して以来10年ぶりに故郷の村に帰ってきた。すぐに北京に帰るつもりだったジンハーだが、村の橋で初恋の人・ヌアンと再会し、彼はヌアンの家を訪ねる。ヌアンは耳と口が不自由なヤーバと結婚しており、6歳になる娘がいた。ジンハーはヌアンと2人で学校に通った昔を思い出す。2人で乗った村のブランコ。村にやってきた劇団員に恋するヌアンと、それに嫉妬する自分。そしてヌアンに自分の思いを告げたことなど…。帰らぬ歳月が、2人の感情を揺り動かす。

「故郷の香り」の解説

『山の郵便配達』で美しい中国の農村風景を映し出し、その格調高い演出で多くの人を感動させたフォ・ジェンチイ監督。前作『ションヤンの酒家』でも、雨に濡れた重慶の町の描写が印象的だったが、本作でも雨の降る湿った村の空気が本当に伝わってきそうな、空気感が実にいい。

故郷に「捨ててきた」女性との再会。人は誰しも戻りたくとも戻れない青春時代があり、やり直しがきかないからこそ後悔の念に悩まされる。そのわずかな再会の時に、10年という時間の重みが流れて行く。ラスト、それまで主人公2人の脇にいて、単なる「粗野な男」としてか意識していなかったヤーバが起す行動に胸を打たれる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2005年1月29日
キャスト 監督フォ・ジェンチイ
原作モォ・イエン
出演グオ・シャオドン リー・ジア 香川照之
配給 東京テアトル/ブロードメディア・スタジオ
制作国 中国(2003)
上映時間 109分

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最終更新日:2016-02-12 15:46:30

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