ヒロシマ・モナムール 作品情報

ひろしまもなむーる

フランス女優と、日本人技師との一日の恋が描かれる

薄闇。男女が抱きあう。彼女(エマニュエル・リヴァ)がつぶやく、《私、広島で何もかも見たわ》彼(岡田英次)が答える、《君は何も見ちゃいない》病院、被爆者の顔、苦しみの図、あの影、焼けた石。博物館のきのこ雲の模型。平和広場。記念アーチ。橋や川。《何も見ちゃいない》午前4時だ。彼はあの時、夏休みで広島にいなかった。彼女は映画出演でパリから広島へきた。その前はイヨンヌ県のヌベールにいた。2人は偶然知り合った。彼は建築技師だ。彼女は広島の映画で看護婦に扮していた。《あしたの今頃、フランスへ発つの》2人はホテルの彼女の室を出た…。

「ヒロシマ・モナムール」の解説

日本で公開中止になりかけた『夜と霧』の監督アラン・レネが、はじめて監督した、日仏合作のかたちの劇映画。日本ロケにやってきた、戦時中ドイツ人を恋人に持ったフランス女優と、広島の日本人技師との一日の恋が描かれる。原作・脚色はマルグリット・デュラス。撮影を仏側サッシャ・ヴィエルニー、日本側を高橋通夫が担当している。

音楽はジョヴァンニ・フスコとジョルジュ・ドルリューの共同。主要出演者は仏側のエマニュエル・リヴァと、日本側の岡田英次のみである。製作ジャック・アンドレフェーと永田雅一。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督アラン・レネ
原作・脚色マルグリット・デュラス
出演エマニュエル・リヴァ 岡田英次
制作国 日本=フランス(1959)

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最終更新日:2019-10-11 00:01:03

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