機関車先生 作品情報

きかんしゃせんせい

小さな島へ、体も心もとびきりでっかい先生がやってきた!

瀬戸内の小さな島の小学校に臨時教師・吉岡誠吾(坂口憲二)が赴任する。ひとクラスに全学年が揃う教室で、自分は話すことができないと黒板に挨拶の言葉を書く誠吾。子どもたちは驚くが、すぐに、優しい眼差しの体の大きな先生に対し、「口をきかんの?なら機関車先生や」と大喜びする。島一番の権力者で網元の美作重太郎(伊武雅刀)だけは、口のきけない教師を苦々しく思っていたが、誠吾は程なく島の人々に受け入れられてゆく。そんな矢先、子どもたちのリーダー格である修平の父親の漁船が嵐で難破し…。

「機関車先生」の解説

子どもは概して無防備だが、それゆえに未知のことにも偏見を持たない。恐れや不安よりも好奇心が勝るのだ。ところが、大人は真っ先に予防線を張ってしまう。もちろん個々人の違いもある。この小さな島ですら、偏狭さと大らかさが同居しているし、貧富によるヒエラルキーも存在する。

時は、敗戦の混迷から這い上がりつつある昭和30年代。堺正章演じる校長が「なぜ戦争が起きるのか」と子どもたちに問いかける。それは、国と国の問題ではなく、人間の心の中にある憎しみが原因なのだと静かに語ってきかせるシーンは圧巻だ。そして、売られたケンカを買うばかりが男じゃないことを、声を失った教師が身をもって子どもに伝える。相容れない考えの持ち主を力任せに排斥するのではなく、悲しみや憎しみを抱えながら一緒に生きる術を模索する道を示しているのだ。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2004年7月31日
キャスト 監督廣木隆一
原作伊集院静
出演坂口憲二 堺正章 倍賞美津子 伊武雅刀 大塚寧々 佐藤匡美
配給 日本ヘラルド映画
制作国 日本(2004)
上映時間 123分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「機関車先生」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2016-02-12 15:44:50

広告を非表示にするには