家族のかたち 作品情報

かぞくのかたち

テレビ番組『フェルツにおまかせ』の人気コーナー「英国で最低の夫」にキャロル(キャシー・バーク)とチャーリー(リッキー・トムリンソン)夫妻が出演中。観客の前でどちらが悪いかを決めるコーナーだ。証言者には、キャロルの親友シャーリー(シャーリー・ヘンダーソン)とその娘マーリーン(フィン・アトキンス)。ところが司会者はいきなりシャーリーに「あなたの恋人のデックが今どこにいると思う?」と質問。そこへ突然デック(リス・エヴァンス)が大きな花束を抱えて登場、シャーリーに愛の詩を読んでプロポーズする。しかしシャーリーは嬉しさよりも動揺が先に立ち、慌てて「ノー」と答えてしまう。スタジオ中は一挙にため息に包まれた…。気まずいムードで地元ノッティンガムに戻ってきた一行。シャーリーは、自分と娘を捨てて街を出て行った元夫ジミーのことを思うと、再婚は少し怖い。しかし、デックとの平穏な暮らしは愛している。12歳の娘マーリーンも、デックのことが大好きだ。シャーリーは、落ち込むデックに「このままずっと3人で暮らしていきたい」と言う。なんとなくごまかされたような気持ちになるデックだが、それでも今のこの平穏な生活が続いてゆくと思っていた。ところが、なんと街を出たまま行方知れずだったジミー(ロバート・カーライル)が、偶然にも『フェルツにおまかせ』を観ていたのだ。自分にもまだチャンスはありそうだ、と故郷に戻ってくるジミー。それも、通りがかりに強盗仲間の大金を奪って逃げてきたというトラブルつきだった。「自分たちを捨てたジミーなんて、関係ない」と言うシャーリーだが、デックは心配で仕方がない。ジミーはかつてこの街で一番のワルだけど、魅力的な男だったのだ。そして、シャーリーはパブでジミーと再会する。デックを愛しているのに、ジミーを前にしてシャーリーは動揺が隠せない。彼女の表情に、まだジミーへの愛が残っていることに気づいたデックは、マーリーンに慰められてどうにか自分を保っていた。父親の形見の時計をマーリーンの誕生日プレゼントにするが、男物の時計は13歳になろうとする彼女にはぶかぶかだ。だけど、そんなデックがマーリーンは大好きだ。マーリーンやキャロル夫婦の息子たちを連れてデックはある日ドライブに出かけるが、途中でシャーリーとジミーがふたりでいる現場を見てしまう。ジミーに嫉妬したデックは、彼を捜しにグラスゴーからやってきた強盗仲間の3人組に、ジミーの居場所を教えてしまう。ジミーがやっかいになっているチャーリーの家は3人組にめちゃめちゃにされてしまい、デックは自分が引き起こしたこの顛末に責任を感じ、シャーリーと別れ街を出ることを決意する。シャーリーはデックの優しさを想いながらも、マーリーンの実の父親はジミーであることを考え、チャーリー宅を追い出された彼を招き入れるが……。

「家族のかたち」の解説

夫と別れ、娘と共に優しい男と幸せな関係を築いていた母娘のもとに、突然元夫が戻ってきたことから始まる騒動を暖かな眼差しで描くハートフル・コメディ。主演はリス・エヴァンスとロバート・カーライル。共演は「ひかりのまち」のシャーリー・ヘンダーソン。監督は「トゥエンティフォー・セブン」のシェーン・メドウス。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2004年7月10日
キャスト 監督シェーン・メドウズ
出演ロバート・カーライル リス・エヴァンス シャーリー・ヘンダーソン フィン・アトキンス キャシー・バーク リッキー・トムリンソン ヴァネッサ・フェルツ ケリー・スレッシャー アンドリュー・ジム
配給 クレストインターナショナル=エレファント・ピクチャー
制作国 イギリス(2002)
上映時間 104分

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-12-23

本編ドラマの衣装担当のロビン・フレーザー・ペイがバレエの舞台で〈眠れる森の美女〉の衣装に関わった、其の華麗なバレエ衣装の一部が横浜そごう美術館バレエ展に有りました

最終更新日:2022-07-26 11:03:38

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