どら平太 作品情報

どらへいた

「これぞ時代劇! これぞ映画! 映画の面白さここにあり!~痛快!! 『どら平太』」というキャッチコピー通りの痛快娯楽時代劇

或る小藩。ここでは、町奉行が不明瞭な辞職を繰り返していた。そんな矢先、江戸から望月小平太なる新任がやってくる。ところが、その男には振る舞いの不埒さから“どら平太”という渾名がついていた。実際、着任する筈の期日を10日も過ぎても、彼は奉行所に出仕しない始末なのだ。しかし、それはどら平太本人が友人で大目付の仙波義十郎に頼んで、わざと流させた悪評であった。実は、彼は密輸、売春、賭博、殺傷などが横行する「壕外」と呼ばれる治外法権と化した地域の浄化にやってきたのだ。

「どら平太」の解説

1969年当時の日本を代表する4人の映画監督“黒澤明、木下惠介、市川崑、小林正樹”が「世界の話題になる映画を作ろう」と結成した「四騎の会」。その第1作めとして4人共作として書かれた脚本が、この『どら平太』。4人が好きなパートを演出する、といったこの夢のような企画もしかし実現はならず、30年を経過し、かつての盟友のために巨匠・市川崑が映画化した。とにもかくにも市川崑の久し振りの骨太演出が嬉しい。

役所広司演じる小平太の不埒な“どら平太”ぶりが小気味良く、世知辛い社会に生きる現代人には溜飲が下がる思い。とくに50人峰打ち(殺さないために刀の裏側・峰で打つこと)シーンは、89年『座頭市』以来の見事な殺陣(芝居や映画の刀を使った乱闘シーン)!! 活劇、様式美、喜劇演出…と、スクリーンに引き込まれるのではなく、スクリーンから活き活きと飛び出してくる映画だ。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督・脚本市川崑
原作山本周五郎
脚本黒澤明 木下惠介 小林正樹
出演役所広司 浅野ゆう子 宇崎竜童 片岡鶴太郎 菅原文太
制作国 日本(2000)

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-11-01

どら平太の痛快なキャラクター、もし30年前に本企画が実現したとしたら、定めし三船敏郎が嵌り役だったのだろうか、等とも想像して見たが、本編の役所広司も中々にお見事!其のさらりとした身のこなしなど格好佳い。女優陣の芸者衆も市川崑監督に係ると又、一段と美しかったね。てなわけで久々の時代劇に溜飲が下がる思い、ひとしおと言ったところかな?

最終更新日:2018-10-29 16:00:05

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