地球で最後のふたり 作品情報

ちきゅうでさいごのふたり

タイで暮らす日本人の男とタイ人女性のラブ・ストーリー。そこはかとないユーモアに彩られた静かなる秀作。

バンコクの日本文化センターに勤めるケンジは、毎日自殺を考えている。今日も部屋で首を吊ろうとしていると、日本でトラブルを起して逃げてきたヤクザの兄のユキオがやってきた。一方、まもなく大阪へ働きに行く予定のタイ人女性ノイは、男の問題で妹のニッドとケンカをしてしまう。車を飛び出したニッドの目の前には、川に身を投げようと思案しているケンジの姿があった…。悲劇がきっかけとなり、ケンジとノイは出合い、2人のストーリーが始まった。

「地球で最後のふたり」の解説

すべてが几帳面で、整頓されていなければ落ち着かない日本人ケンジは、毎日自殺を試みることによって、その日を生きていく決心をしている。それと対照的なのが、散らかり放題の家に住む、勝ち気なタイ人の女性ノイだ。この2人が「肉親の死」をきっかけに知り合い、心を近づけていく。ブルーを基調としたケンジの部屋、ミニマルな音楽と唐突な暴力、いつもと異なり画面の動きを抑えたクリストファー・ドイルのカメラは、どこか「キタノ映画」を連想する。その抑制されたトーンは見ているものに安らぎを与え、ときおり挟み込まれるユーモアに、観客は浅野忠信扮するケンジに優しさと親近感をおぼえていく。

タイ映画というローカル色はあまり強くない分、地球のどこにでも存在するかもしれないラブ・ストーリーの秀作として心に刻まれるだろう。浅野忠信はこの作品でベネチア国際映画祭コントロコレンテ部門で、主演男優賞を受賞。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2004年7月31日
キャスト 監督ペンエーグ・ラッタナルアーン
撮影クリストファー・ドイル
出演浅野忠信 シニター・ブンヤサック ライラ・プンヤサック 松重豊 竹内力 三池崇史
配給 クロックワークス
制作国 タイ=日本=蘭=仏=(2003)
上映時間 107分

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最終更新日:2016-02-12 15:44:18

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