プレイタイム 新世紀修復版 作品情報

ぷれいたいむしんせいきしゅうふくばん

コンピューター化され、械機文明が高度に発達した現代のパリ。おのぼりさんのユロー(J・タチ)は、一流の近代的な大会社に就職するためやって来た。がノンキ者の彼、面接係に会ったもののちょっとした行き違いから、すぐはぐれてしまった。そしてユローは、モダンで最新の商品を展示してある会場に迷いこんだ。そこで彼は、観光旅行団の一行に出会い、若い娘バーバラ(B・デネック)と知り合った。夜、街に出たユローは、偶然、会社の面接係の人と再会した。面接係と話をつけ、近くのドラッグ・ストアーでパンを食べていたユローは、友人の“ローヤル・ガーデン”のボーイにさそわれ、パーティに出かけた。そこで、またしても、観光団に出会った。ところが、ユローは玄関に入るやいなや、総ガラスのドアを壊すやら、柱にぶつかるやらで散々。パーティが最高頂に達するや、混乱は混乱をまねいて、拾収がつかなくなってしまった。明け方、人々は、ひと晩の狂宴を終え、それぞれ家路についた。ユローとバーバラも街に出た。そして二人の別れの時が来た。ユローは、パリの思い出にとバーバラにネッカチーフをプレゼントした。楽しい思い出とネッカチーフを胸にバーバラは、オルリー空港へと向かうのだった。

「プレイタイム 新世紀修復版」の解説

「ぼくの伯父さん」のジャック・タチが総製作費15億フランをかけて製作した長編4作目「プレイタイム」。タチの娘ソフィー・タチチェフと劇作家ジェローム・デシャンの指揮の元、フランス初公開時の70ミリ126分版を修復、タチの没後20年となる2002年カンヌ国際映画祭で上映された「新世紀修復版」。出演はジャック・タチの他に、バルバラ・デネック、ジャクリーヌ・ルコント、ヴァレリー・カミルほか。2014年4月12日より、東京・渋谷シアター・イメージフォーラムにて開催された「ジャック・タチ映画祭」にて「新世紀修復版」の更なるデジタル修復版(124分)をDLP上映。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2014年4月12日
キャスト 監督ジャック・タチ
出演ジャック・タチ バルバラ・デネック ジャクリーヌ・ルコント ヴァレリー・カミル リタ・メイデン ジャック・ゴーティエ
配給 日本コロムビア=プレイタイム(提供 メダリオンメディア)
制作国 フランス(1967)
上映時間 126分

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-01-09

六本木の森美術館カタストロフ展に本編タイトルに因んだ様な題のアイザック・ジュリアンのvideoインスタレーションが在った…。其れはマギー・チャン,ジェイムス・フランコ等もキャステングされたマネーカタストロフな社会諷刺の作品見たい何だ!

最終更新日:2022-07-26 11:03:26

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