OPEN HOUSE 作品情報

おーぷんはうす

柔らかな光線が見守る都会の息づかい。『GO』の行定勲監督、幻のデビュー作。

折込広告のモデルで生計を立てるミツワ(椎名英姫)は、マンネリな日常への苛立ちを抑え、都会の片隅で暮らす孤独な女性。だがある晩、パーティーの席で友人に馬鹿にされ、掴み合いの喧嘩をしてしまう。店を追い出され、雨の中に倒れ込むミツワ。その様子を見ていたトモノリ(川岡大次郎)は、ミツワを部屋まで送り、介抱する。それから2人の奇妙な共同生活が始まる…。マンションの隣には、映画館に勤めるユイコ(南果歩)が住んでいる。離婚したばかりの彼女は、何事にも無関心を装い、淡々と暮らしていた…。

「OPEN HOUSE」の解説

今、最も新作が待ち望まれる行定勲監督。ここに突然、不慮の事態から5年間も陽の目を見なかったデビュー作が届けられた。物語はミステリタッチだが、形式ばった構成はなく、都会の片隅に暮らす男女を淡々と見つめてゆく。そんなアンニュイな世界を切り取る画面、その光の演出が実に素晴らしい。

。窓辺に降りる優しい光、夜更けの孤独を包む淡い光、切なさを癒す夕暮れの光…。日本が誇る名カメラマン・篠田昇と、国際的な躍進を続ける照明技師・中村裕樹のコンビが操る光は、言葉より何倍も饒舌だ。やがて無常な日々と消えない過去の合間に薄い光が差し込む時、人物たちの存在が鮮やかに浮かび上がり、その世界にも夜明けが訪れる。映画は光の芸術―そんな言葉を思い出させてくれるだけでも、本作には何年経っても潰えない輝きがある。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2003年12月23日
キャスト 監督行定勲
原作辻仁成
撮影篠田昇照明 中村裕樹
出演椎名英姫 川岡大次郎 南果歩 村田雄浩 光石研
配給 松竹
制作国 日本(1997)
上映時間 114分

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最終更新日:2016-02-12 15:43:42

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