しあわせな孤独 作品情報

しあわせなこどく

23歳の女性コックであるセシリ(ソニア・リクター)は、大学で地理を専攻しているヨアヒム(ニコライ・リー・カース)と、結婚を間近に控えていた。しかしヨアヒムは、交通事故で全身不随になってしまう。彼を轢いたのは、マリー(パプリカ・スティーン)の運転する車。助手席の娘スティーネ(スティーネ・ビェルレガード)と口論していて、前方をよく見ていなかったのだ。絶望したヨアヒムは、セシリに冷たく対応する。それに疲れたセシリは、加害者マリーの夫であるヨアヒムの入院する病院の医師ニルス(マッツ・ミケルセン)に慰めを求め、二人の間柄は、いつしか本気の恋へと変わっていく。不倫関係にはまりこむニルスの様子の変化に気づいたのは、娘スティーネ。彼女はセシリの部屋を訪ね、二人の関係を知ってしまう。そしてマリーの怒りが爆発。ニルスはセシリとの恋を選び、家を出る。しかしセシリは、自分を再び求め始めたヨアヒムの元へと戻るのだった。

「しあわせな孤独」の解説

一件の交通事故によって運命を変えられる男女4人の恋愛映画。監督・原案はこれが日本初紹介となるスザンネ・ビエール。脚本は「キング・イズ・アライヴ」のアナス・トーマス・イェンセン。出演はこれが長編映画デビューのソニア・リクター、「プッシャー」のマッツ・ミケルセン、「ゼイ・イート・ドッグス」のニコライ・リー・カース、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のパプリカ・スティーンほか。2002年トロント国際映画祭国際批評家連盟賞、同年ノルディック・フィルム・デイズ最優秀作品賞、同年ロベルト・フェスティバル最優秀作品賞、最優秀編集賞、観客賞、最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞、2003年デンマーク・アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞受賞。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2004年1月10日
キャスト 監督スザンネ・ビエール
出演ソニア・リクター マッツ・ミクルセン ニコライ・リー・コース パプリカ・ステーン スティーネ・ビェルレガード
配給 ギャガ
制作国 デンマーク(2002)
上映時間 113分

ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「グスタフ」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2019-10-21

交通事故で恋人が全身マヒになってしまった女性が、加害者の夫と不倫して、大人の男女4人の精神世界が乱れ苦しむ状況を重々しくなく説得力をもって描いた佳作。前半の描写力に対して、後半の盛り上がりが弱いのが惜しい。固定されないブレの多いカメラワークが内容と合っていて良い。加害者の理想的な夫が、初めての浮気に自己を失うところなど自然だし、家族5人の細かい描写がそれを裏付ける。善人ばかりの大人4人のそれ故に苦しむ皮肉が、通俗的な物語を楽しく観られる効果を生んでいる。ドストエフスキーの「白夜」がヒントになっているストーリーと感じた。タイトルの日本題名がいまいちピンと来ない。
地味ながら演出、演技、撮影は秀逸でした。

最終更新日:2022-07-26 11:03:37

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