25時 作品情報
にじゅうごじ
刑務所収監まで残り25時間を迎えた男の、最後の1日を鮮烈に描く感動のドラマ
麻薬ディーラー、モンティ(エドワード・ノートン)は、密告され逮捕された。収監まで、残り25時間。モンティはまず母校を訪ね、高校教師をする親友ジェイコブに、最後の夜のパーティに来るよう念押しする。アパートでは恋人ナチュレルが待っているが、モンティは内心、密告者は彼女では? と疑っていた。もうひとりの親友フランクは、モンティが迎える地獄のような刑務所生活を思い、やりきれない。そして、朝がやってくる。モンティは友人たちに最後の願いを託し、迎えに来た父親の車に乗り込んだ。
「25時」の解説
ニューヨークを舞台に、ひとりの男の「最後の1日」を描く本作は、新進の気鋭作家、デイヴィッド・ベニオフのデビュー小説を映画化した作品。濃い闇の中で、モンティが瀕死の犬を拾うオープニングから、言い知れない悲壮感が漂っている。それは、人生を台無しにした自分への怒り、進み続ける時間への焦り、自分に関係なく動いている周りのすべてに対する苛立ちとなり、やがて、慣れ親しんだ街や親友たちへの確かな希望と優しさへ変わっていく。モンティを演じるエドワード・ノートンが、その複雑な感情の起伏を見事に演じきり、強い印象を残している。
監督は、ニューヨークへの大きな愛情を抱き続ける、スパイク・リー。原作には出てこないグラウンド・ゼロを登場させ、大きな流れのなかで何も出来ない人間のやりきれない悲しみを、生々しいほど濃厚なドラマに仕立て上げた。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2004年1月24日 |
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キャスト |
監督:スパイク・リー
出演:エドワード・ノートン フィリップ・シーモア・ホフマン バリー・ペッパー ロザリオ・ドーソン アンナ・パキン ブライアン・コックス |
配給 | アスミック・エース エンタテインメント |
制作国 | アメリカ(2003) |
上映時間 | 136分 |
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