ロスト・バイ・デッド 作品情報

ろすとばいでっど

ゲーム世代が放つ、行き場のない喪失感

恋人真理の突然の自殺に、魂を抜かれた状態のアキラ(辻岡正人)。ボーカルを担当するロックバンドはライブを目前に控えているが、メジャーデビューを共に目指してきたバンド仲間の前から彼は姿を消してしまう。昔のバンド・メンバー真也(大沢伸一郎)は、かつて愛する真理をアキラに奪われ、今また死という最悪の形で再び彼女を失ったことで、アキラへの憎しみを募らせる。自分の生き方が恋人を死に追いやってしまったと自責の念にかられるアキラは、日増しに自暴自棄になってゆく。

「ロスト・バイ・デッド」の解説

塚本晋也監督の『バレット・バレエ』で俳優デビューを果たした辻岡正人が、脚本を書き、初メガホンをとったこの『ロスト・バイ・デッド』は、わずか4人のスタッフで撮影、照明、美術から製作までこなし、4年の歳月をかけて完成させた作品だ。自らをゲーム世代と称する辻岡監督が描く等身大の若者は、恋人の自殺という取り返しのつかない現実を突きつけられ、恐怖と不安からひたすら暴力に走る。

ゲームであればどれだけ傷ついても、リセットすれば何度でもやり直しが効く。しかし、実際には、死んだ者は二度と再び生き返ることはないのだ。時間は決して逆行しない。幼い頃から慣れ親しんできたバーチャルでしかない死が、いきなり実体としての重みを持って初めて、現実に真正面から向き合おうとする葛藤のドラマが生まれる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2003年8月30日
キャスト 製作・監督・脚本・出演辻岡正人
音楽久保隆史 EARTHMAN
出演大澤真一郎 板谷光子 上田和孝 多賀谷竜大 中村亜希子 菅野おん
配給 辻岡プロダクション
制作国 日本(2002)
上映時間 84分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「ロスト・バイ・デッド」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2016-02-12 15:42:14

広告を非表示にするには