ニューヨーク最後の日々 作品情報

にゅーよーくさいごのひび

華やかなメディアの裏で糸を引く、ベテラン・パブリシストの一日をシニカルに描く業界ドラマ

ニューヨークのベテラン宣伝マン、イーライ(アル・パチーノ)は、30年のキャリアを締めくくる仕事として、難民救済の慈善パーティを開催する。最後に意味のある仕事を成功させようと、イーライは人脈を駆使してセレブリティを招待しはじめた。そんな時、長年のクライアントである映画俳優ケアリー(ライアン・オニール)が、女性スキャンダルのもみ消しを依頼してくる。仕方なく仕事を受けたイーライだが、この事件が思わぬトラブルを呼ぶことに…。

「ニューヨーク最後の日々」の解説

パブリシスト、つまり宣伝マンは、政治家や芸能人などの仕事をマスコミに橋渡し、同時にクライアントをスキャンダルから守る、昼夜のないタフな仕事。砂漠のような大都会で、流行や世論を大きく動かしながら、建前と虚構の世界を生きる業界人だ。本作は、その裏にある、皮肉で物悲しいドラマを刻々と映し出していく。

イーライ役のアル・パチーノが登場すると、そのボサボサな頭と乱れたスーツ姿に一瞬戸惑ってしまう。しかしそんな姿こそ、私利私欲にまみれた世界で30年も生き延びてきたイーライそのもの。ひと時も安心できず、常に頭を働かせているストレスを体中で表現し、圧倒的な存在感を見せている。原題の「ピープル・アイ・ノウ」はパブリシストの生命線であるコネを現すが、同時にひとりの人間の精気を吸い取っていく。そんな皮肉が切ない。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2003年6月14日
キャスト 監督ダン・アルグランド
製作総指揮ロバート・レッドフォード
出演アル・パチーノ キム・ベイシンガー ライアン・オニール ティア・レオーニ リチャード・シフ ビル・ナン ロバート・クライン
配給 アートポート
制作国 アメリカ(2002)
上映時間 100分

(C)2001 Die Sechete World Media Productions Gmbh & Co.Medien und Musik KG

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最終更新日:2016-02-12 15:41:52

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