ストーリーテリング 作品情報

すとーりーてりんぐ

トッド・ソロンズ監督が、シニカルでユーモラスな独特の世界観で見せる、アメリカ社会像

「フィクション」の第一部。80年代のニュージャージー。大学生ヴァイ(セルマ・ブレア)は、小児麻痺を持つボーイフレンド、マーカスと共に小説の授業をとっている。黒人の教授スコットに批評されたマーカスは、ヴァイと大喧嘩。気晴らしに出かけたヴァイは、バーでスコット教授を見つけ、近づいていく…。「ノンフィクション」の第二部。現在のニュージャージー。自称映画監督のトビー(ポール・ジアマッティ)は高校生を主人公にしたドキュメンタリーを撮ろうと四苦八苦。そんな時、うってつけの高校生スクービー(マーク・ウェバー)を見つけ、早速撮影を開始する。

「ストーリーテリング」の解説

『ウェルカム・ドールハウス』『ハピネス』など、トッド・ソロンズ監督作は常に、アメリカ社会の溝をすくっている。それも、時に辛らつにコミカルに。新作『ストーリーテリング』は、フィクションとノンフィクションと名づけられた2つの物語。同じニュージャージーを舞台に、80年代のアメリカと現代のアメリカがそれぞれ抱える「問題意識」を鋭く描いている。

人種差別に敏感だった80年代、女子大生のヴァイは、「他人と違う」身体障害者のボーイフレンドを持ち、黒人教授の個人授業(?)を受け、本当は自分が何を求めているのかわからないでいる。現代のスクービーは、何に対しても無関心の高校生。見栄で生きている両親にうんざりしつつ、現実の見えていない自分の姿に気付いていく。2人の若者を通じて、フィクションともノンフィクションともつかないこの世界が痛々しくも表現され、笑えるけれど笑えない独特の雰囲気を作り出している。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2002年11月16日
キャスト 監督トッド・ソロンズ
出演セルマ・ブレア レオ・フィッツパトリック ロバート・ウィズダム ジョン・グッドマン マーク・ウェバー ポール・ジアマッティ
配給 シネカノン
制作国 アメリカ(2001)
上映時間 87分

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最終更新日:2016-02-12 15:40:41

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