クロエ(2001) 作品情報

くろえ

プラネタリウムで働く高太郎は、叔母の絵画展で知り合った女性・クロエと恋に落ち、結婚。沢山の仲間たちに見守られ、幸せな生活を送っていた。ところがある日、クロエの肺が睡蓮の花を宿す奇病に罹っていることが判明。手術で一時は回復したものの、もう片方の肺にも蕾が芽吹き、彼女は自宅での闘病生活を強いられる。そんな中、他の花を蕾に近づけるとそれが萎縮して成長が止まることを発見した高太郎。彼は、クロエの為に毎日新鮮な花を買い続けるのだが、些細なことで仕事をクビになってしまう。「花を買う金が尽きてしまえば、クロエの命も亡くなる」クロエと少しでも長く一緒にいたいと願う高太郎は、新しい仕事を始めた。しかし、皮肉なことに彼が働けば働く程、クロエと過ごす時間は失われていくばかり。しかも追い打ちをかけるように、高太郎の心の支えであった、カリスマ・アーティストのキタノに心酔する親友・英助が借金取りに刺殺、更にその恋人の日出美がキタノを殺害して逮捕されると言う事件が起こる。自身を取り巻く環境の変化に、不安を禁じ得ない高太郎。やがて、クロエが息を引き取った。その後、ひとり残された高太郎は花屋に就職し、クロエのことを想う。

「クロエ(2001)」の解説

奇病に侵された妻と、彼女を支える夫の愛を描いたドラマ。監督は「BeRLin」の利重剛。ボリス・ヴィアンの『日々の泡』『うたかたの日々』をモチーフに、利重監督と「楽園」の萩生田宏治が共同で脚本を執筆。撮影を「リリイ・シュシュのすべて」の篠田昇が担当している。主演は、「自殺サークル」の永瀬正敏と「センチメンタルシティマラソンSENTIMENTALCITYMARATHON」のともさかりえ。J-WORKS第3回作品として製作・公開された。第51回ベルリン国際映画祭コンペティション部門正式招待、第23回モスクワ国際映画祭正式招待、第23回ぴあフィルムフェスティバル上映、第76回本誌ベスト・テン日本映画新人女優賞(小西真奈美)受賞、第57回毎日映画コンクール男優助演賞(塚本晋也)受賞、第24回ヨコハマ映画祭助演男優賞(塚本晋也)受賞作品。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2002年6月15日
キャスト 監督利重剛
出演永瀬正敏 ともさかりえ 塚本晋也 松田美由紀 鈴木卓爾 福崎和広 西島秀俊 小西真奈美 アーサー・ホーランド 岸田今日子 青山真治 山口美也子 尾藤イサオ 大高力也 山田辰夫 鄭義信 松沢秀章 松崎剛也 森田ガンツ 市川しんぺー 臼井静 奥野ミカ 眞賀亜希子 優恵 西野まり 武川修三 島ひろ子 松沢章 速水領 小栗健伸 川辺康 市川秋枝 津田健次郎 吉村智仁 須賀孝匡 井上潔
配給 サンセントシネマワークス
制作国 日本(2001)
上映時間 128分

ユーザーレビュー

1件の投稿があります。

P.N.「いのっち」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2011-06-08

主演映画も続々と公開されてノリにノッてるアマンダ・セイフライドに期待して観に行きましたが…やたらとセクシーな場面が多くてストーリーが薄っぺらに感じてしまいました。フレッシュなイメージが、かなり逆転して下品に見えたのは、女優さんにとってはそれが狙いなのかもしれませんが……ジュリアン・ムーアやリーアム・ニーソンも出てるのに、残念な作品でした。

最終更新日:2022-07-26 11:03:40

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