クロエ 作品情報

くろえ

人生に求める幸福のかたちをファンタジックに問いかけた、切ない愛のストーリー

プラネタリウムで働く平凡な青年・高太郎(永瀬正敏)は、偶然出会ったクロエ(ともさかりえ)と恋に落ち結婚する。親友の英助(塚本晋也)や日出美(松田美由紀)にも祝福され、幸せをかみしめていたある日、クロエは突然意識を失い病院で検査を受ける。クロエの肺には、花の蕾らしき影が現れていた。手術後も蕾は再び芽吹きクロエの体を蝕んでいく。そんな時、花がクロエの蕾の成長を止めることを発見し、絶やさず花を飾るようになるが、すでに高太郎の貯金は底をつき始めていた。

「クロエ」の解説

胸に咲いた花が命を奪っていく、このファンタジックで悲しい物語は、フランスの作家・ボリス・ヴィアンの恋愛小説からイメージを得て作られた。美しいことが人生でもっとも大切だ、と謳ったヴィアンの小説は、限りなく純粋で悲痛だ。映画のなかで、クロエは美しいものの象徴で、人生の醜いものをすべて請け負って消えていく。私たちは高太郎のようにクロエを愛し、英助と日出美のようにうまく行かない現実にぶつかって行く。

欺瞞に満ちた社会のなか、私たちが人生に求める「幸せ」と「美しさ」が誠実に語られている。胸に咲いた蓮の蕾がふくらむにつれ、クロエの部屋がどんどん縮まる視覚のイメージや、七色に輝いて差し込む光が暖かな映像を生み出して印象的だ。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2002年6月15日
キャスト 監督・脚本利重剛
出演永瀬正敏 ともさかりえ 塚本晋也 松田美由紀
配給 サンセントシネマワークス+東京テアトル
制作国 日本(2001)
上映時間 128分

ユーザーレビュー

1件の投稿があります。

P.N.「いのっち」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2011-06-08

主演映画も続々と公開されてノリにノッてるアマンダ・セイフライドに期待して観に行きましたが…やたらとセクシーな場面が多くてストーリーが薄っぺらに感じてしまいました。フレッシュなイメージが、かなり逆転して下品に見えたのは、女優さんにとってはそれが狙いなのかもしれませんが……ジュリアン・ムーアやリーアム・ニーソンも出てるのに、残念な作品でした。

最終更新日:2018-11-27 18:18:49

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