ビッグ・ヒット 作品情報

びっぐひっと

プロのヒットマン、メル(マーク・ウォルバーグ)は腕は超一流ながら私生活では誰からも嫌われたくないと公言する優柔不断な性格のお人よし。仲間のシスコ(ルー・ダイアモンド・フィリップス)からはいいカモにされ、フィアンセのパム(クリスティナ・アップルゲイト)と愛人シャンテル(リーラ・ロショーン)には金をせびられるまま貢ぐばかり。さらに、ユダヤ系のパムの両親(エリオット・グールド、レイニー・カザン)のお相手に加えて、レンタル屋からは延滞中の『キングコング2』のビデオを返せと矢の催促とトラブル続き、すっかり胃を痛めてアルカセルツァーが手放せない。そんなある日、女たちのために少しでも金が欲しいメルはシスコが仕組んだ誘拐計画に加わる。日系の実業家で富豪のジロー・ニシ(サブ・シモノ)の娘の女子大生ケイコ(チャイナ・チャウ)を誘拐しはいいが、ここで落とし穴が。ニシは自作自演の映画の大コケのせいで破産寸前だったばかりか、破産組織のボスのパリス(エイヴリィ・ブルックス)とニシは親友で、パリスはケイコの名付け親だったのだ。パリスから誘拐犯を探せと厳命されたシスコはなんとメルを誘拐犯の主犯に仕立てあげた。そんなことはつゆ知らず、ケイコをあずかったメルは優しい態度でケイコに接し、なぜか二人はいいムードに。仲間のクランチ(ボキーム・ウッドバイン)からの連絡でシスコの裏切りを知ったメルを襲う組織の魔の手。先頭に立つのはシスコだった。かくしてメルはケイコを連れて脱出、例の延滞中のビデオ屋でシスコと死闘を繰り広げ、見事勝利。店は爆発炎上するが、メルは奇跡的に脱出正体を変えてケイコと再会を果たすのだった。

「ビッグ・ヒット」の解説

腕は超一流ながら優柔不断な性格のヒットマンが仲間の裏切りで絶体絶命のピンチに陥る顛末を描いたアクション・コメディ。監督は「新ポリス・ストーリー」「野獣特捜隊」などハードな香港アクションで知られるカーク・ウォンで、彼のハリウッド進出第1作。製作総指揮は「フェイス/オフ」「リプレイスメント・キラー」のジョン・ウーとテレンス・チャン、「グース」のジョン・M・エッカート。製作は「ホワイトハウスの陰謀」の俳優ウェズリー・スナイプスとウォーレン・サイド。脚本は本作がデビューとなる新鋭のベン・ラムジィ。撮影はダニー・ノワク。音楽は「ルル・オン・ザ・ブリッジ」のグレアム・レヴェルがスコアをつとめ、音楽監修をピラー・マッカリィが担当。美術はターヴォ・スーダー。編集はロビン・ラッセル(TV『新トワイライトゾーン』)とピエトロ・スカリア(「JFK」)。衣裳は『ボディ・スナッチャーズ』のマーガレット・M・モーア。出演は「ブギーナイツ」のマーク・ウォルバーグ、「レネゲイズ」のルー・ダイアモンド・フィリップス、モデル出身で本作がデビューとなるチャイナ・チャウ、「グリッドロック」のボキーム・ウッドバイン、TV『メルローズ・プレイス』のアントニオ・サバトー・Jr.、「愛と哀しみの旅路」のサブ・シモノほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1999年1月23日
キャスト 監督カーク・ウォン
出演マーク・ウォルバーグ ルー・ダイアモンド・フィリップス チャイナ・チャウ クリスティナ・アップルゲイト エイヴリィ・ブルックス ボキーム・ウッドバイン アントニオ・サバトー・ジュニア レイニー・カザン エリオット・グールド サブ・シモノ ロビン・ダン ダニー・スミス ダニー・スミス
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
制作国 アメリカ(1998)
上映時間 91分

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-11-25

💇誘拐するのにも英語の正しいスペルが必要だから,一寸したエピソードの中に潜むcomedyをストレートに捉える監督ジョン・ウー節が痛快なエンターテイメント何だなあ☺️❗️

最終更新日:2022-07-26 11:03:41

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