千と千尋の神隠し 作品情報

せんとちひろのかみかくし

10歳の少女・千尋は、何事も自分からは行動を起こそうとしないひよわな現代っ子。引っ越しの途中、両親と一緒に神々が病気と傷を癒す為の温泉町へ迷い込んでしまった彼女は、町の掟を破り豚にされた両親と別れ、謎の美少年・ハクの手引きの下、湯婆婆という強欲な魔女が経営する湯屋で、千という名前で働くことになる。人生経験豊かなボイラー焚きの釜爺や先輩のリンに励まされながら、逆境の中、意外な適応力を発揮して働き始める千尋は、やがて怪我をしていた名のある川の主の傷を癒したり、他人とうまく交流出来ないカオナシの魂を解放へと導いていく。そんな中、湯婆婆の命令で彼女の双子の姉・銭婆から魔法の印鑑を盗んだハクが、銭婆の魔術によって瀕死の重傷を負わされた。ハクを助けたい一心の千尋は、危険を省みず銭婆の元へ印鑑を持って詫びに行くが、それは初めて千尋が他人の為に何かをすることだった。お陰で、ハクは命を取り留め、しかも彼が千尋が幼い頃に落ちた琥珀川の主であることも判明する。湯屋へ帰った千尋は湯婆婆に両親を返して貰い、無事、人間の世界へ戻って行く。

「千と千尋の神隠し」の解説

神々の世界に迷い込んだ少女が、自分でも気づかなかった逞しい力を発揮して困難を乗り越えていこうとする姿を描いた長篇アニメーション。監督は「もののけ姫」の宮崎駿で、自身による原作を宮崎監督自らが脚色。映像演出として「ホーホケキョ となりの山田くん」の奥井敦があたっている。声の出演に「すずらん 少女萌の物語」の柊瑠美ら。尚、本作は「もののけ姫」の日本の歴代興行記録を抜いて第1位の成績をおさめた。キネマ旬報2001度日本映画ベスト・テン第3位作品。一部の劇場ではDLP上映された。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2001年7月20日
キャスト 監督宮崎駿
原作宮崎駿
出演(声)柊瑠美 入野自由 夏木マリ 夏木マリ 菅原文太 内藤剛志 沢口靖子 上條恒彦 小野武彦 我修院達也 神木隆之介 玉井夕海 大泉洋 はやし・こば
配給 東宝
制作国 日本(2001)
上映時間 125分
TV放映 2024年1月5日 日本テレビ 金曜ロードショー

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、10件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-03-12

❤‍🔥俳人・金子兜太の狼と螢を詠んだ代表句を調べて居たら異世界の存在感で共通する要素の在る本篇が例示されていて驚いた

最終更新日:2024-03-19 11:00:01

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