全国320スクリーンで公開された園子温監督、綾野剛主演『新宿スワン』（ソニー）が、土日2日間で動員17万5337人、興収2億5232万4500円をあげ、初登場1位。「ヤングマガジン」連載の和久井健による人気コミックの実写映画化で、新宿歌舞伎町で繰り広げられるスカウトマンたちの熾烈な争いを描く。共演は山田孝之、伊勢谷友介、沢尻エリカ、金子ノブアキ。「クローズ」シリーズを手掛けた山本又一朗がプロデュースし、脚本を放送作家の鈴木おさむが担当。
公開6週目に突入した『シンデレラ』（ディズニー）は、2位に後退となったが依然で好調で、累計動員400万人、累計興収50億円突破も目前となっている。
惜しくもトップ10入りを逃したが、河瀬直美監督最新作『あん』（エレファント・ハウス）が11位に初登場。ドリアン助川原作の同名小説を映画化した人生ドラマ。千太郎が雇われ店長として働くどら焼き屋に、ある日老女が雇って欲しいとやって来る。彼女が作る粒あんが評判を呼び店は繁盛するが、心ない噂が彼らの運命を大きく変える。老女を樹木希林、千太郎を永瀬正敏が演じている。
また、実在の闘病ブログを映画化した「夫婦フーフー日記」が14位となり、10年ぶりに夫婦役を演じた佐々木蔵之介と永作博美が息の合った掛け合いで物語を紡いでいる。