ソン・ガンホ、コン・ユ、イ・ビョンホンと共演 芸歴40周年!鶴見辰吾“日本人代表”として舞台挨拶を託された 韓国人映画ファンから鶴見さん!とラブコール!?『密偵』トークイベント

ソン・ガンホ、コン・ユ、イ・ビョンホンと共演 芸歴40周年!鶴見辰吾“日本人代表”として舞台挨拶を託された 韓国人映画ファンから鶴見さん!とラブコール!?『密偵』トークイベント
提供:シネマクエスト

日時:11月11日(土)
場所:シネマート新宿 スクリーン1
登壇者:鶴見辰吾

ソン・ガンホ、コン・ユ、イ・ビョンホンら韓国のトップスターが豪華共演を果たし、韓国で 750 万人を動員する大ヒットを記録したサスペンス・アクション巨編『密偵』が 11 月 11 日(土)よりシネマート新宿ほか全国公開となった。日本による統治時代の 1920 年代を舞台に、独立運動団体「義烈団(ウィヨルダン)」と彼らを追う日本警察との攻防をスリル満点に描いた本作。韓国が誇る大御所俳優であるソン・ガンホやイケメンの代表格イ・ビョンホン、日本でも人気急上昇中のコン・ユが出演していることでも話題だ。この作品で、鶴見辰吾が、日本警察の組織ナンバー2であるヒガシ部長を演じ、韓国映画スター相手に堂々と重厚な演技を見せて、韓国でも高い評価を受けている。この度公開初日を記念して、鶴見辰吾を迎え、撮影裏話や撮影中のオフショト、鶴見辰吾の韓国再訪の際のスペシャル映像を上映を含めた舞台挨拶イベントが開催された。

韓国で 750 万人を動員し大ヒットを収めた本作は、11 月 11 日(土)の公開日初日を迎え、メインの公開劇場であるシネマート新宿では公開を待ちわびていた沢山の観客で長蛇の列が出来た。
初回から満席で上映した後の余韻が残る中、MC の合図で満員の場内からの暖かい拍手と共に鶴見辰吾が登壇し本イベントはスタートした。

「みなさまこんにちは鶴見辰吾です。すみません私、主演ではないのにソン・ガンホさん、コン・ユさん、イ・ビョンホンさん、オム・テグさん、ハン・ジミンさんその他皆さんから託されまして今日は代わりに舞台挨拶を務めさせて頂きます」と挨拶し「日本代表ということで色々とお話を聞かせて下さい」と MC は続けた。

撮影のオフショットや、本年 10 月に韓国を再訪した際の、この初日のために編集したスペシャル映像がスクリーンに映し出されてトークはスタートした。撮影中のキャスト達のリラックスした微笑ましいオフショットなどが映し出されると、一緒に見ていた鶴見の解説と共に会場は暖かい笑いに包まれていた。

韓国では、撮影前に‟打ち入り“という、良い映画を作ろうと士気を高めるための会があり、鶴見はソウルへ行き打ち入りから参加。「キャストやスタッフと打ち解けた」と話す。

「打ち上げの反対だから打ち入りなんですね」と MC。「そうなんです。打ち入りやった方が良いですね、現場が凄く和みましたよ」続けて鶴見は打ち入りの際でのソン・ガンホとのエピソードを語った。「打ち入り会場へ行く際に車が道に迷って遅れてしまい、お祓いの時間に遅刻してしまったんです。その時にソン・ガンホさんがとても僕に気を使って下さってすごく優しく迎えてくれたので、気持ちが随分楽になりました。その時からずっとソン・ガンホさんは優しくしてくれました」とエピソードを披露。続けてソン・ガンホとの共演シーンに関して「実は幻のソン・ガンホさんとの2ショットシーンがあったんです。凄く良いシーンだったんですがばさっとカットになっていましたね…もしかしたら DVD の特典映像とかになるかもしれないですね」と観客の期待を煽った。

そして話題は映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』で日本でも人気が高くなった共演者のコン・ユのファンからの撮影時の差し入れの話題に「韓国では映画スターのファンの方が出演者にプレゼントというか差し入れのような事をして下さったりするそうなんですけど、撮影の最終日にコン・ユさんのファンの方が差し入れをして下さったんです。フードワゴンを現場に呼んでスタッフやキャストに振舞うんですよ!皆さんからも差し入れ頂いても良いので是非」と会場の笑いを誘った。

続けて鶴見は「韓国はねぇ、撮影時の食事が本当に良くて、朝から炊き立てのご飯にコムタンなどが食べ放題なんですよ!ついつい僕も食べすぎてしまって…韓国映画に出演した日本人俳優さん達とよく話題になるのが、食事が本当にいいよねって、大杉漣さんなんかは「食べた!?旨いよねぇー!」て言ってそんな話になったりしてます」と韓国映画出演者あるあるを話した。

また、本作では数ヶ国語を操る義烈団メンバーを演じた女優ハン・ジミンについては「彼女は本当に演技に打ち込む方で…辛いシーンがあるんですけど、そのシーンの為に 10 日間もの絶食をしてやつれた役作りをしていたんです。それだけ絶食をしていたら、普通イライラしたり機嫌が悪かったりするんですが、私に対しても気を使って下さる程の余裕もあって本当に素晴らしい方でした。ソン・ガンホさんからは“韓国の女優さんは気が強い人が多くて大変だけど、ハン・ジミンさんだけは特別だから貴方はラッキーですよ”と言われました」と語った。

話題は韓国を代表する大スター、イ・ビョンホンの話題に「イ・ビョンホンさんが演じるのは独立運動団体 義烈団の団長役で物語の中でもかなり重要な役なんですけど、あの役はかなりの人がやらないと説得力が無い。撮影が始まってからもなかなか決まらなかったんです。そしてしばらくするともしかしたらイ・ビョンホンさんがやるらしいですよ…でもまだ内緒ですよ!と噂になり結局イ・ビョンホンさんがやる事になったんですよ」と裏話を語った。

また、イベント冒頭で流れたスペシャル映像の中にソン・ガンホ主演作『タクシー運転手 約束は海を越えて』にて「2017 年釜日映画賞授賞式」を客席で見守っていた鶴見に対し主演男優賞を受賞したソン・ガンホはスピーチの際に観客に向け日本から来ていた鶴見を紹介した。紹介を受け鶴見は韓国の映画ファンから大きな拍手を受けていた。

MC は「韓国の映画ファンの方から鶴見さん!鶴見さん!と声を掛けられたそうですね」と聞くと「そうなんです。うかうか歩いていられないですね、韓国では非常に嬉しい想いをさせて貰いました」と韓国での『密偵』の大ヒットを受けての影響をしみじみ嬉しそうに語った。

「お隣の国、韓国の名優たちと皆で一生懸命作った映画です。面白かったらぜひ SNS などで沢山広めて下さい!よろしくお願いします」と言葉を締め、大きな拍手と共に鶴見は退場し初日舞台挨拶は幕を閉じた。韓国の沢山のキャストやスタッフとの信頼関係の中で完成し日本で公開を果たした。芸能生活 40 周年を迎え今後海外での活躍を期待される鶴見辰吾の神髄ともなる本作『密偵』を是非劇場の大スクリーンでみてほしい。

最終更新日
2017-11-13 12:00:31
提供
シネマクエスト(引用元

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