あさがくるまえに 作品情報

あさがくるまえに

大西洋に面したフランス北西部の都市ル・アーヴル。夜明け前、彼女がまだまどろみの中にいる間、シモンはそっとベッドを抜け出し、友人たちとサーフィンに出かけた。しかし彼が再び帰ってくることはなかった。帰路、交通事故に巻きこまれたのだ。その報せを受け、脳死の判定を聞かされた両親は、現実を受け止められずにいた。シモンが蘇生する可能性は低く、両親は医師から、移植を待つ患者のために臓器の提供を求められる。だが、その時間的猶予は限られていた……。パリ。音楽家のクレールは、自分の心臓が末期的症状であることを自覚していた。生き延びるための唯一の選択肢は、心臓移植。しかし彼女は、他人の命と引き換えに若くない自分が延命する意味を自問自答している。そんな時、担当医からドナーが見つかったという連絡が入る……。

「あさがくるまえに」の解説

フランス映画界期待の新鋭カテル・キレヴェレが、数々の文学賞に輝いたメイリス・ド・ケランガルのベストセラー小説を映画化したヒューマンドラマ。心臓移植という現実に直面したドナーの家族や恋人、医師たちの葛藤を、1日の物語として繊細なタッチで綴る。出演は「ダゲレオタイプの女」のタハール・ラヒム、「毛皮のヴィーナス」のエマニュエル・セニエ。

フランス映画界期待の新鋭カテル・キレヴェレによるヒューマンドラマ。サーフィンの帰りに自動車事故に遭い脳死判定された青年シモン。彼の両親は戸惑う中、臓器移植の準備が進められる。一方、臓器提供を待つ若くない女性クレールは延命に疑問を感じ始める。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2017年9月16日
キャスト 監督カテル・キレヴェレ
原作メイリス・ド・ケランガル
出演タハール・ラヒム エマニュエル・セニエ アンヌ・ドルヴァル ギャバン・ヴァルデ ドミニク・ブラン
配給 リアリーライクフィルムズ=コピアポアフィルムズ
制作国 フランス=ベルギー(2016)
年齢制限 PG-12
上映時間 104分

(C) Les Films Pelléas, Les Films du Bélier, Films Distribution / ReallyLikeFilms

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「コラボMVつきの上映回で」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-10-05

秦 基博さんとのコラボ・ミュージック・ビデオが上映前にダイジェスト的に流れる。上映中、映像がフラッシュバックして、より鮮明な作品への助けとなっている。17歳の輝きと儚さ。彼の人生は朝が来る前に幕を閉じようとしている。この事故がきっかけで人々は忘れていたなにかに気がつく。生命の神秘と物語の布石が海のシーンで描かれている。台詞よりも、映像で語りかける作品です。爽やかな目覚めに涙する。

最終更新日:2022-07-26 11:03:23

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