パリが愛した写真家 ロベール・ドアノー 永遠の3秒 作品情報

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1912年パリ郊外のジャンティイに生まれたロベール・ドアノーは、ルノー社のカメラマンを経て、フリーとして活動を開始。1949~51年、ヴォーグ誌の契約カメラマンとしてファッション写真や社交界を撮影。特にパリの庶民たちの日常をとらえた写真で高い評価を得る。なかでも『パリ市庁舎前のキス』は、1950年にアメリカの雑誌『LIFE』の依頼で撮影され、1980年代にポスターとして発売されると世界中に広まり、今では、愛<アムール>の国・フランスの象徴ともいえる写真となった。ドアノーの演出によって生まれたこの一枚が、誰もが憧れる恋人たちの都パリのイメージを創り上げたのであった。生涯を通して“パリの日常”をとらえた数々の名作をのこしたドアノー。街角に潜む“瞬間のドラマ”を職人技で釣り上げ、ときには演出によって“人生の真実”をより深く表現する彼の独自の写真哲学による撮影現場はあまり知られていない。本作は、撮影風景やインタビューなどの当時の貴重な資料映像や、親交のあった著名人による証言などから写真家ロベール・ドアノーの創作と人生を浮き彫りにしてゆく。また、ピカソやフランソワーズ・サガン、ロマン・ポランスキー、サビーヌ・アゼマ、イザベル・ユペールなど、ドアノーが撮った同時代を代表する著名人のポートフォリオ作品も映し出されている。

「パリが愛した写真家 ロベール・ドアノー 永遠の3秒」の解説

『パリ市庁舎前のキス』で知られ、1994年にこの世を去ったフランスの写真家ロベール・ドアノーに迫るドキュメンタリー。当時の撮影風景やインタビューなど貴重な資料映像や親交のあった著名人による証言から、愛とユーモアに溢れた彼の人生を浮き彫りにする。監督は、ドアノーの孫娘であるクレモンティーヌ・ドルディル。出演は、ロベール・ドアノー、小説家のダニエル・ペナック、「愛して飲んで歌って」のサビーヌ・アゼマ、「存在の耐えられない軽さ」などの脚本家ジャン・クロード・カリエール、小説家の堀江敏幸。

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公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2017年4月22日
キャスト 監督クレモンティーヌ・ドルディル
出演ロベール・ドアノー フランシーヌ・ドルディル アネット・ドアノー サビーヌ・ヴァイス ダニエル・ペナック フランソワ・モレル フィリップ・ドレルム サビーヌ・アゼマ ジャン・クロード・カリエール 梶川芳友 佐藤正子 堀江敏幸
出演(声)クレモンティーヌ・ドルディル エリック・カラヴァカ
配給 ブロードメディア・スタジオ
制作国 フランス(2016)
上映時間 80分
公式サイト http://www.doisneau-movie.com/

(C)2016/Day For Productions/ARTE France/INA (C)Atelier Robert Doisneau

予告編動画

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-04-27

渋谷の映画のメッカのユーロスペースで<忘れな草>と併せて本編を見ました♪写真家ロベール・ドアノーが生きた時代と名作写真と家族の愛の物語。時代と切り結んだ伝説の写真の秘話が面白い!墨のイラストレーションの章立てで、年代記風に纏められたロベール・ドアノーのシャッターの数々…。それらを総合しても生涯の写真はシャッタースビードを勘案すると事実上三秒と言うのが印象的だ!

最終更新日:2022-07-26 11:03:23

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