瞳の中の訪問者 作品情報

ひとみのなかのほうもんしゃ

小森千晶は、インターハイをめざしてテニスの特訓を続けていた。ある日、コーチの今岡の打ったボールが、千晶の左目にあたった。診察した医師は回復は絶望だと今岡にいいわたす。ひそかに千晶を愛していた今岡は責任を感じ、思案の末、人里はなれたブラック・ジャックの家をたずねる。ブラック・ジャックは天才外科医と言われ、法外な礼金をとって手術を引受ける無免許医師であった。自分の目を使って欲しいという今岡の言葉に、ブラック・ジャックは手術を引受ける。手術は成功し、キャンパスにもどった千晶をテニスでペアを組む京子がむかえた。千晶は再びテニスをはじめ、昔と変わらぬ生活をおくれるように思えた。ところがある日、まわりの人には見えず、千晶にだけ見える幻の男が現れる。心配した今岡はブラック・ジャックのもとへ行く。千晶に移植された角膜は、実は今岡がアイ・バンクから盗んだものだった。今岡の調査で、その角膜は湖で殺された若い女性のものであったことがわかる。一方、千晶はいつしか幻の男を恋しはじめていた。ある日街角で千晶はその男をみつけ、あとを追う。男は幻ではなく実在していたのだ。殺人容疑で逮捕される今岡、実在する幻の男。千晶をめぐる謎は深まる一方であった。

「瞳の中の訪問者」の解説

突然失明した美少女をめぐって繰りひろげる、手塚治虫原作の人気漫画「ブラック・ジャック」の映画化。脚本は「愛の空中ブランコ」のジェームス三木、監督は「HOUSE ハウス」の大林宣彦、撮影も同作の坂本善尚がそれぞれ担当。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1977年11月26日
キャスト 監督大林宣彦
原作手塚治虫
出演片平なぎさ 山本伸吾 志穂美悦子 峰岸徹 和田浩治 ハニー・レーヌ 山本麟一 玉川伊佐男 安西拓人 三東ルシア 久木田美弥 いけだひろこ 三谷晃代 大槻純子 月丘夢路 長沢大 長門裕之 宮子昌代 宍戸錠 藤田敏八 千葉真一 檀ふみ 石上三登志 大林千茱萸 大林宣彦 松原愛 宮古昌代 ゴダイゴ
配給 東宝
制作国 日本(1977)
上映時間 100分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「瞳の中の訪問者」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:53

広告を非表示にするには