フランコフォニア ルーヴルの記憶 作品情報

ふらんこふぉにあるーぶるのきおく

第二次世界大戦真っ只中の1939年。ルーヴル美術館長のジャック・ジョジャール(ルイ=ド・ドゥ・ラングサン)は、館内の美術品をナチス・ドイツから守るため、パリ郊外へ密かに運び出すよう指示する。その翌年、芸術品の管理のため、ナチス・ドイツの将校ヴォルフ・メッテルニヒ(ベンヤミン・ウッツェラート)が度々ジョジャールの元を訪れるようになる。敵同士だったため、心を開いて語り合うことはなかったが、美術品を守るという相通じる使命で繋がってゆく2人。そして、ヒトラーのパリ侵攻を横目に、人気のない美術館ではナポレオン1世(ヴィンセント・ネメス)が美術品を前に“これも自分が集めてきたものだ”とかつての栄光に浸っていた。その傍らには、フランスの象徴であるマリアンヌ(ジョアンナ・コータルス・アルテ)の姿が。争いを繰り返す人類の歴史の中で、ルーヴル美術館が見てきたものは?そして、ナチス・ドイツのパリ侵攻をどう潜り抜けたのか……?

「フランコフォニア ルーヴルの記憶」の解説

アレクサンドル・ソクーロフが、第二次世界大戦当時のナチス・ドイツのパリ侵攻を入り口に、ルーヴル美術館が見つめてきた美と戦争の歴史を辿る叙事詩。ルーヴルの館長ジョジャールとナチス将校メッテルニヒは、美術館を守るという使命で結ばれてゆく。撮影は実際にルーヴル美術館内で行われている。出演は「めぐりあう日」のルイ=ド・ドゥ・ラングサン。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2016年10月29日
キャスト 監督アレクサンドル・ソクーロフ
出演ルイ=ド・ドゥ・ランクザン ヴィンセント・ネメス ベンヤミン・ウッツェラート ジョアンナ・コータルス・アルテ
配給 キノフィルムズ
制作国 フランス ドイツ オランダ(2015)
上映時間 88分
公式サイト http://francofonia.jp/

(C)2015 - Ideale Audience - Zero One Film - N279 Entertainment - Arte France Cinema - Musee du Louvre

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-11-15

美と権力と戦争と略奪の記憶が美術史或いは美術館の所蔵作品に刻印されている事をドキュラマ風に饒舌な自問的なナレーションで紡ぐ映画何だねえ。本監督の劇映画宜しくナポレオン等皇帝の姿は殆んど彫像見たく動きが少ないカリカチュアかも。そしてエルミタージュやルーブル美術館へ行った記憶が甦って来たよ!

最終更新日:2023-11-10 02:00:09

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