女が眠る時 作品情報

おんながねむるとき

作家の清水健二(西島秀俊)は、1週間の休暇を取って妻の綾(小山田サユリ)と共に郊外のリゾートホテルを訪れる。初めて書いた小説がヒットしたものの、その後はスランプに陥り、就職が決まっていた健二は、妻との間に倦怠期を迎え、無気力な時間を過ごしていた。滞在初日、プールサイドで異様な存在感を放つ初老の男・佐原(ビートたけし)と若く美しい女・美樹(忽那汐里)のカップルに目を奪われる健二。その日以来、ホテル内で2人を見かけるたびに後を追い、部屋を覗き見るようになってゆく。そこには、美樹の体の産毛をカミソリで丁寧に剃り、毎晩彼女が眠る姿を撮影し続ける佐原の姿があった。自ら佐原に近づいて初めて言葉を交わした健二は、美樹が眠る動画を見せながら彼が放った“あの子の最後の日を記録しようと思って”という言葉に底知れない恐怖を覚える。危険を感じながらも、ますます好奇心を掻き立てられた健二の行動は次第に常軌を逸し、部屋の中に忍び込むというストーカー行為にまで及んでゆく。ある日、2人を追ううちに辿り着いた居酒屋で怪しげな店主(リリー・フランキー)から聞いた佐原と美樹の過去に驚愕する健二。その頃、佐原の美樹に対する執着は、健二の想像を遥かに越える狂気へと向かっていた……。

「女が眠る時」の解説

「スモーク」でベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いたウェイン・ワン監督が、スペイン人作家ハビエル・マリアスの短編小説を日本人キャストで映画化。妻とリゾートホテルを訪れた作家が、そこで出会った謎めいたカップルに魅入られて行く。出演は「劇場版MOZU」のビートたけし、西島秀俊、「海難1890」の忽那汐里、「鍵泥棒のメソッド」の小山田サユリ。

「スモーク」でベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた香港出身のウェイン・ワン監督が、スペイン人作家ハビエル・マリアスの短篇小説を日本人キャストで映画化。妻とリゾートホテルを訪れた作家が、そこで出会った謎めいたカップルに魅入られていく。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2016年2月27日
キャスト 監督ウェイン・ワン
原作ハビエル・マリアス
出演ビートたけし 西島秀俊 忽那汐里 小山田サユリ 新井浩文 渡辺真起子
配給 東映
制作国 日本(2016)
年齢制限 PG-12
上映時間 102分

(C)2016 映画「女が眠る時」製作委員会

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ユーザーレビュー

総合評価:3.5点★★★☆、2件の投稿があります。

P.N.「たけし」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2016-03-02

見終わった後、なんだこりゃ。意味不明。でも頭を駆け巡る。そして自分なりの結論を。健二の復活を願う綾は知人の佐原親子を健二に紹介する。そう親子。プールサイドで「(親子なのに)親子に見えない」と綾。佐原からアドバイスを受け、佐原、美樹、綾、健二(自分)をモデルに小説を書こうと頭を巡らせる。この映画のほとんどが健二の断片的な小説の内容。

最終更新日:2022-07-26 11:03:25

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