エロスは甘き香り 作品情報
えろすはあまきかおり
男女四人の鬱屈した心情と歪んだ青春を描く
カメラマン浩一、服飾デザイナー悦子、漫画家志望の昭、バーのホステス雪絵の四人が同棲生活を始めたのには深い理由があったわけではない。浩一は仕事がなく、悦子のところにころがり込み、半ばヒモのような暮しをしていた。売れない劇画を描いて、行くところのなくなった昭は、愛人の雪絵を連れて浩一たちのところに居候をきめこんでしまった。共同同棲生活が始まったのはそれからである。ある日、酔った雪絵を、浩一は衝動的に抱いてしまった。雪絵はそれを待っていたかのように彼を迎え入れた。昭は仕事をしない浩一に意見するかのように、売れない劇画を描き始めた。今度こそはと、描き上った作品を出版社に持ち込んだが……。
「エロスは甘き香り」の解説
若い男女四人が始めた密室での共同同棲生活、その彼らのうっ屈した心情と歪んだ青春を描く。脚本は「戦国ロック 疾風の女たち」の大和屋竺、監督は「赤い鳥逃げた?」の藤田敏八、撮影は「(秘)弁天御開帳」の萩原憲治がそれぞれ担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:藤田敏八
出演:伊佐山ひろ子 桃井かおり 川村真樹 |
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制作国 | 日本(1973) |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2017-09-01
本編には裸のマネキン嬢の彫像が煙草を咥えたアラン・ドロンのブロマイドを認めて登場する。女体が男の仮面を付けられる!男女二組の奇妙な同棲生活がコミカルに時に息苦しく展開する。ポルノ・グラフィティを撮りながら限り無くポルノ・グラフィティから遠く離れてしまうのは日活青春路線で限り無くエロスとタナトスに迫った藤田敏八監督の性何だろうね。