香塊女-湖に生きる 作品情報

こうこんじょみずうみにいきる

封建的倫理観や慣習と伴う人生の悲哀を描く

美しい水を湛えた香魂湖畔。香二香嫂油坊の女主人、香二嫂は、二二歳になる知的障害の息子、燉子と従業員の金梅と共に胡麻油を精製して生計を立てていた。夫は酒浸りで仕事をしなかったので、娘の芝芝を学校に送り出した後はもっぱら一人で工場の切り盛りをしていた。ある日、日本企業の女社長が香二嫂香油坊に投資するため、実地調査に来た。二嫂は女社長を湖へ案内したが、湖岸に来てみると燉子が漁師の娘、環環にしがみついていた。環環は脅えて泣いていた。燉子の嫁取りのことで悩んだ二嫂は、胡麻油の卸業をしている任忠実に相談した。

「香塊女-湖に生きる」の解説

香魂湖畔のゴマ油工場の女主人の姿を通して、中国の封建的倫理観や慣習とそれに伴う人生の悲哀を描く。九三年ベルリン国際映画祭グランプリを受賞した作品。監督は「蕭蕭(シャオシャオ)」、「黒い雪の年」などで日本でもよく知られる謝飛(シェ・フェイ)。主人公二嫂(アルサオ)を演じるのは名作「駱駝の祥子」のフーニウ役の欺琴高哇(スーチン・ガオワー)。知的障害の息子燉子(トンツ)の嫁、環環(ホワンホワン)を演じるのは中央実験話劇院の伍宇娟(ウー・ユイチュアン)。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督シェ・フェイ
出演スーチン・ガオワー レイ・クーシヨン ウー・ユーチアン
制作国 中国(1993)

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最終更新日:2022-07-26 15:48:30

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