リトル・フォレスト 冬・春 作品情報

りとるふぉれすとふゆはる

“小森”は東北のとある村の中の小さな集落。いち子(橋本愛)は、一度街に出て男の人と暮らしてみたものの、自分の居所を見つけられずに、1人でここに戻ってきた。“言葉はあてにならないけど、わたしの体が感じたことなら信じられる”と、何事も自分でやってみないと気が済まない性格のいち子は、稲を育て、畑仕事をし、周りの野山で採った季節の食材を料理して食事を取る毎日を過ごしている。そんな静かなある日、彼女の元に1通の手紙が届く。それは、5年前の雪の日に突然失踪した母・福子(桐島かれん)からだった。甘酒とカボチャを使って作った3色ケーキ、子供の頃から大好きな出来立てアツアツの納豆もち、ふきのとうでつくるばっけ味噌……。母のレシピを料理しながら思う。“私は母さんにとって本当に家族だったろうか……。”今までの自分、そしてこれからの自分を思い、心が揺れ始める。親友キッコ(松岡茉優)との小さな口げんかでは、“私は、ちゃんと向き合えなくて、それで小森に帰ってきたんだな……”と落ち込む。さらに、小森のこれからを真剣に考えるユウ太(三浦貴大)からは、“いち子ちゃんは1人で一生懸命やっててすごいなと思うけど、本当は逃げてるんじゃないの”と指摘され、言葉を返せない。長かった冬も終わりに近づき、雪解けが進んできた。少しづつ畑の準備を進めてきたものの、いち子は春一番で植えるジャガイモを、今年は植えるかどうか迷っていた。来年の冬、ここにはいないかもしれないから……。自分の本当の居場所を探すいち子が、春の訪れと共に出した答えとは……。

「リトル・フォレスト 冬・春」の解説

五十嵐大介のコミックを原作に、生きるために食べ、食べるために作る、全てが繋がったシンプルな暮らしの中で、自分の生き方を見つめ直してゆく主人公の姿を描いたドラマ。およそ1年に渡って岩手県でオールロケを敢行した4部作の完結編。出演は「寄生獣」の橋本愛、「繕い裁つ人」の三浦貴大、「悪の教典」の松岡茉優。

岩手県の移りゆく季節の中、自然とともに暮らすヒロインの成長を追う四季4部作の冬・春篇。一度都会へ出るも、今は故郷である東北の小さな集落に戻り自給自足の生活を営むいち子。ある日、5年前の雪の日に失踪した母からの手紙を受け取るが……。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2015年2月14日
キャスト 監督森淳一
原作五十嵐大介
出演橋本愛 三浦貴大 松岡茉優 温水洋一 桐島かれん
配給 松竹メディア事業部
制作国 日本(2015)
上映時間 120分

(C) リトル・フォレスト製作委員会

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ユーザーレビュー

総合評価:4.67点★★★★☆、3件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-01-12

🍓名画座やごはん映画祭で観た記憶が蘇って来る本篇,里山の映像の美しさでも魅せる。近隣の友人や家族関係も秘められたドラマ性が在る。原作のコミックも読みたく為って🍀

最終更新日:2023-01-22 16:00:01

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