郊遊 ピクニック 作品情報

じゃおゆーぴくにっく

幼い息子と娘を育てている父親(リー・カンション)。水道も電気もない空き家に、マットレスを敷いて眠る3人。父親は不動産広告の看板を掲げて路上に立ち続ける“人間立て看板”の仕事でわずかな金を稼ぎ、子供たちは試食を目当てにスーパーマーケットの食品売り場をうろついている。父親は貧しい暮らしを耐えがたく感じていたが、子供たちは、郊外に遊ぶピクニックのように楽しんでいる。どしゃ降りの雨の夜、父親はある決意をする……。

「郊遊 ピクニック」の解説

「愛情萬歳」などで知られる台湾の巨匠ツァイ・ミンリャン監督最後の長編作品。彼の全作品に出演するリー・カンションのほか、ヤン・クイメイ、ルー・イーチン、チェン・シャンチーの3女優が出演。2013年ヴェネチア国際映画祭審査員大賞、金馬奨最優秀監督賞・最優秀主演男優賞ほか、各国の映画祭で受賞多数。第14回東京フィルメックス特別招待作品。旧邦題「ピクニック」。

ツァイ・ミンリャンの長篇10作目にして最後の作品。出演は第1作から出演してきたリー・カンションほか、監督作を支えてきた3人の女優たち。現代の台北。わずかな収入しかない父と幼い息子と娘。貧しさに耐え兼ね、父は雨の夜、ある決意をする。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2014年9月6日
キャスト 監督ツァイ・ミンリャン
出演リー・カンション ヤン・クイメイ ルー・イーチン チェン・シャンチー リー・イーチェン リー・イージェ ウー・ジンカイ
配給 ムヴィオラ
制作国 台湾(2013)
上映時間 138分

(C)2013 Homegreen Films & JBA Production

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-06-22

そして堅牢な絵作りで本編とも共通する美学の映画がベルリン映画祭での受賞作品「アブノーマル」何だ。セックス依存症気味の可愛いヒロインがボデイを惜しみ無く晒してるんだが、父娘の関係性も微妙で不思議な味が有ったんだ。他のレビューでは余り芳しくは無いんだけれども、観る度に発見があるスルメ映画と云う性格があるかも。本編の様な静謐な映画は腰を据えてじっくりと暫し鑑賞・観察して見たいものだねぇ…。??ミャイ・ツアイリン監督の描く世界も一見アブノーマルだが、最後は普通の家族の物語だと感じられ何とも愛しくも想えてー。

最終更新日:2022-07-26 11:03:27

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