ケープタウン(2014) 作品情報

けーぷたうん

南アフリカのケープタウンで、元ラグビー選手バイツの娘ニコールが殺害される事件が発生。アパルトヘイトの傷痕がまだ残る南アフリカでズールー族出身ながら警部にまで昇進したアリ・ソケーラ刑事(フォレスト・ウィテカー)が、酒と女に溺れて妻や息子、署長からも見放されているブライアン・エプキン(オーランド・ブルーム)らを率いてこの事件の捜査にあたることになる。解剖されたニコールからは、未知の分子が含まれた麻薬が検出される。さらに事件当日ニコールは売人のスタンと会っていたことが判明。アリとブライアン、ダン・フレッチャーの3人はニコールの発信記録があったミューゼンベーグ海岸でスタンを見かけなかったか聞き込み調査を行うが、若い黒人グループに声をかけたところ、彼らは制止も聞かずに襲撃。最新の銃や無線機、暗視装置を持ちあわせ異様に凶暴な彼らとのもみ合いの中で、ダンは命を落とす。その場にはニコールの遺体から検出されたものと同じ薬物が残されていた。さらに、最近頻発しているスラム街の子供たちが行方不明になる事件の現場からも同様の薬物が見つかる。分析の結果、その薬物ははじめは快感をもたらすが、摂取し続けると攻撃性が増し、自殺衝動を起こさせるという恐ろしいものだった。薬物を手掛かりに捜査を進めていくうちに、アパルトヘイトが布かれていた時代に政府の命令で黒人を抹殺するための科学兵器を研究していた科学者オパーマンに行きあたる。ニコール殺人事件の犯人はスタンだと睨まれているが、根底には大きな組織犯罪があると確信するブライアン。そんな中、第二の殺人事件が発生。遺体からスタンの痕跡も見つかるが、スタンもまた死体となって発見される。事件解決のため捜査を打ち切ろうとする署長に反し捜査を続けるブライアンとアリに、深い闇が待ち構えていた……。

「ケープタウン(2014)」の解説

南アフリカ・ケープタウンを舞台に、酒と女に浸りきりの刑事と心に傷を負う刑事が、元ラグビー選手の娘が殺害された事件の捜査をきっかけに街に潜む深い闇に踏み込んでいくサスペンス・アクション。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズや「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのオーランド・ブルームと「ラスト・キング・オブ・スコットランド」で第79回アカデミー賞主演男優賞を獲得したフォレスト・ウィテカーが、コンビを組む刑事を演じる。監督は「ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀」や「ツーリスト」としてリメイクされた「アントニー・ジマー」を手がけたジェローム・サル。脚本には「あるいは裏切りという名の犬」のジュリアン・ラプノーも参加。

フランス推理小説大賞の受賞作を映画化した、サスペンス・アクション。南アフリカ・ケープタウンで、ある少女の惨殺死体が見つかる。捜査にあたる警部のアリとブライアンは、黒人の間で流行っている新種の麻薬が事件に関係していることを摑むが……。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2014年8月30日
キャスト 監督ジェローム・サル
原作キャリル・フェリー
出演オーランド・ブルーム フォレスト・ウィッテカー コンラッド・ケンプ インゲ・ベックマン ティナリー・ヴァン・ウィック ルガルド・ヴァン・デン・ベルグ ランドール・メイジエ パトリック・リスター ジョエル・カエンベ タニア・ファン・グラン ダニー・キーオ クリスチャン・ベネット イマン・アイザックス ディーン・スレーター
配給 クロックワークス
制作国 フランス(2013)
年齢制限 R-15
上映時間 107分

(C)2013 ESKWAD-PATHE PRODUCTION-LOBSTER TREE-M6 FILMS

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ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「真浦塚真也」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2016-04-24

映画に流れるハードボイルドの雰囲気が魅力的な作品てます。役者さんの演技(特に主役の2人)が素敵過ぎます。ただちょっと残念だったのは、これだけリアリティーがある骨太な映画に所々フィクション感の強い描写が印象に残ってしまうこと。それが無ければ満点だったんだけどなぁ。

最終更新日:2022-07-26 11:03:27

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