家族の灯り 作品情報

かぞくのあかり

息子の帰還と父の決断、そして家族は

家族の灯りのイメージ画像1

帳簿係として会社勤めをするジェボ。一家の暮らしは困窮を極め、8年前に失踪した息子ジョアンの不在が重くのしかかっている。息子が姿を消した理由を知るジェボだったが、最愛の息子の帰る日を信じて疑わない妻ドロテイアを気遣い、口を閉ざしたままだ。ジョアンの嫁ソフィアは待つことに疲れ切っていたが、心優しいジェボの気持ちを汲んでつましい暮らしに耐えていた。そんなある日、突然、ジョアンが帰ってくる。

「家族の灯り」の解説

港に佇む1人の男の絵画のようなシーンで幕を開ける本作は、100歳を越えて尚新作を発表し続けるポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリヴィエラが、作家ラウル・ブランダンの戯曲を自ら脚色した映画化作品である。原作は1923年に書かれたものだが、21世紀の今も、貧困は最も身近で切実な問題であり、不詳の息子ジョアンのように閉塞感に満ちた現状を打破しようともがくこともまた、人間がくり返してきた行為だ。マイケル・ロンズデール、クラウディア・カルデディナーレ、ジャンヌ・モローというヨーロッパの名優を揃え、この上なく簡潔な演出と美しい映像で、普遍的な貧困と誠実さについて描き、第69回ベネチア映画祭で絶賛された秀作。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2014年2月15日
キャスト 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
原作ラウル・ブランダン
出演ジャンヌ・モロー クラウディア・カルディナーレ マイケル・ロンズデール リカルド・トレパ
配給 アルシネテラン
制作国 ポルトガル=フランス(2012)
上映時間 91分

(C)2012 - O SOM E A FURIA / MACT PRODUCTIONS

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-07-10

暮れ泥む山下公園の波止場で今は観光用の停泊船である豪華客船の氷川丸を眺めていたら、本編の絵画の如き冒頭シーンがふと蘇って来た…。岩波ホールでロードショー公開時にポルトガルの世界最高齢のエマヌエレ・オリビエイラ監督の珠玉の作品を見に行った。イタリア映画の大女優クラウデイア・カルデイナーレは現役で矢張り本編の華で有る。舞台劇の様な静謐なドラマだがラストシーンの怒りのクライマックスこそ巨匠の手腕の見世処、映画の醍醐味何だ??


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最終更新日:2018-07-15 16:00:05

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