フィルス 作品情報

ふぃるす

クリスマスで街中が賑わい始めたある晩、日本人留学生殺人事件が発生。スコットランド警察の血気盛んな刑事ブルース・ロバートソン(ジェームズ・マカヴォイ)は、捜査の指揮を任されるが、初動捜査では目撃者はゼロ。彼はこの事件で手柄をあげ、出世したいと目論んでいた。同じ部署にいるのは、妻が浮気中のドギー(ブライアン・マッカーディー)、ゲイであることを隠しているピーター(イーモン・エリオット)、ヤク中の新人刑事レイ(ジェイミー・ベル)、オツムの弱いガス(ゲイリー・ルイス)、男を奴隷にしてしまいそうな超仕事人間のアマンダ(イモージェン・プーツ)、上司で脚本家志望のボブ(ジョン・セッションズ)といった癖のある連中ばかり。この中で有能な奴だけが出世レースを制するが、皆、無能な奴らばかりだから大丈夫、とブルースは余裕だ。そして彼の妻キャロル(ショーナ・マクドナルド)も夫の昇進を強く望んでいた。しかし出世を目論む一方で、ブルースの素行は限りなく最悪であった。人種差別主義者にして、特技は同僚や友人を陥れるための裏工作と残業の不正申告。ポルノ・売春・不倫・アルコール・コカイン……。担当医ドクターロッシ(ジム・ブロードベント)からは、禁欲生活を薦められるが、お人よしの会計士クリフォード(エディ・マーサン)と知り合い、ポルノ旅行へ出発したブルース。そこで彼はクリフォードの妻バンティ(シャーリー・ヘンダーソン)に、イタズラ電話をかけるのだった。さらに、ブルースを尊敬しているという清楚な子連れ未亡人メアリー(ジョアンヌ・フロガット)とイイ感じになり……。そんな中、捜査を進めるにつれ、ブルースは自分の過去と向き合うことになってしまう。やがて事件が真相に迫るにつれ、ブルースの精神状態は錯乱し、目撃者とされる謎の女の存在が急浮上したとき、衝撃の真実が明らかになる……。

「フィルス」の解説

「トレインスポッティング」の原作者アーヴィン・ウェルシュの同名小説を「つぐない」のジェームズ・マカヴォイ主演で映画化。出世を目論む卑劣なスコットランド人刑事が、幻覚や喪失感に襲われ、精神を蝕んでいく姿を描く。共演は「ジャンパー」のジェイミー・ベル、「CHATROOM チャットルーム」のイモージェン・プーツ、「アイリス」のジム・ブロードベント。

「トレインスポッティング」の原作者の同名小説を映画化したクライムコメディ。刑事にあるまじき悪業にどっぷり浸かったブルース・ロバートソン。街がクリスマスムードに包まれるなか、日本人留学生殺人事件で手柄を立て、出世しようと目論む。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2013年11月16日
キャスト 監督ジョン・S・ベアード
原作アーヴィン・ウェルシュ
出演ジェームズ・マカヴォイ ジェイミー・ベル イモージェン・プーツ ジム・ブロードベント シャーリー・ヘンダーソン ジョアンヌ・フロガット エディ・マーサン イーモン・エリオット マーティン・コムストン ショーナ・マクドナルド ゲイリー・ルイス
配給 アップリンク=パルコ
制作国 イギリス(2013)
年齢制限 R-18
上映時間 97分

(C)2013 Lithium Picture Limited

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最終更新日:2022-07-26 11:03:28

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