タンゴ・リブレ 君を想う 作品情報

たんごりぶれきみをおもう

刑務所で看守を務める真面目なJC(フランソワ・ダミアン)。プライベートでは平穏無事に淡々と過ごす彼の唯一の趣味らしい趣味は、週に一度タンゴ教室で踊ることだった。ある日、通っているタンゴ教室にきた30代の女性・アリス(アンヌ・パウリスヴィック)と踊り、JCは彼女から華やかな印象を受ける。翌日、JCの勤める刑務所にアリスの姿があった。彼女はそこに収監されている夫のフェルナン(セルジ・ロペス)と愛人のドミニク(ジャン・アムネッケル)に面会に来ていた。しかもフェルナンとドミニクはある事件の共犯者であり、JCはアリスの自由な生き方に惹かれるようになる。看守のJCと妻がタンゴを通じて知り合ったことを知ったフェルナンは激しく嫉妬し、彼もまたアルゼンチン人受刑者(チチョ・フルンボリ)からタンゴを教わる。男同士のタンゴに当初白い目が向けられていたものの、次第にタンゴの魅力が刑務所内に広まっていく。アリスに惹かれるうちにJCは変化していった。看守は受刑者の家族との交際を禁じられているが、落ち込むアリスの姿を見てJCは大胆な行動に出る……。

「タンゴ・リブレ 君を想う」の解説

淡々と暮らす看守がタンゴ教室で出会った自由に生きる女に惹かれ変わっていくドラマ。監督は「ポルノグラフィックな関係」で第56回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞にノミネートされたフレデリック・フォンテーヌ。本作で欲望のままに生きる女を演じているアンヌ・パウリスヴィックが、「やわらかい手」のフィリップ・ブラスバンとともに脚本に参加。「ハートブレイカー」のフランソワ・ダミアンが生真面目な看守を、「パンズ・ラビリンス」のセルジ・ロペスが収監されている夫を演じている。また、世界的に活躍するタンゴ・ダンサーのチチョ・フルンボリがダンス指導を務めている。第69回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門審査員特別賞受賞作品。

世界的なダンサーが振付や役者として参加し、ダンスシーンは役者たちが吹き替えなしで踊るなどタンゴの魅力が詰まったドラマ。平凡で単調な生活を送る中年男性がタンゴ教室で出会った奔放な女性に惹かれ、新たな自分の世界を見出してゆく。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2013年9月28日
キャスト 監督フレデリック・フォンテーヌ
出演フランソワ・ダミアン セルジ・ロペス アンヌ・パウリスヴィック ジャン・アムネッケル サガリー・シャセルオ マリアーノ・チチョ・フルンボリ
配給 ファインフィルムズ
制作国 ベルギー ルクセンブルク フランス(2012)
年齢制限 PG-12
上映時間 97分

(C)ARTEMIS PRODUCTIONS - SAMSA FILM - LIAISON CINEMATOGRAPHIQUE - NORD-OUEST FILMS - MINDS MEET - RTBF

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最終更新日:2022-07-26 11:03:28

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