さよなら渓谷 作品情報

さよならけいこく

都会の喧騒から離れた緑が覆う渓谷で、幼児が殺害され実母が犯人として逮捕されるショッキングな事件が起こる。母親の逮捕により事件は解決したかに見えたが、一件の通報により、この渓谷に住む尾崎俊介(大西信満)がこの母親と不倫関係にあったことがわかり、俊介に共犯の疑いがかけられる。通報したのは俊介の妻・かなこ(真木よう子)であった。取材に当たっていた週刊誌記者の渡辺(大森南朋)は、かなこが俊介を告発したこと、二人が必要最低限の物しか持たず、まるで何かから隠れているかのような生活をしていることにひっかかりを感じる。調べていくうちに、渡辺は二人を結びつけている15年前の罪に行きつく……。

「さよなら渓谷」の解説

『悪人』『横道世之介』など著書が多数映像化されている吉田修一の同名小説(新潮文庫・刊)を、「まほろ駅前多田便利軒」「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」の大森立嗣監督が映画化。ある殺人事件に関して妻が夫を告発したことから、記者が二人を結びつけるものを探っていくミステリー。愛憎の間で揺れ動く妻を「すーちゃん まいちゃん さわこさん」「ゆれる」の真木よう子が、その夫を「キャタピラー」「赤目四十八瀧心中未遂」の大西信満が、二人を追う記者を「東京プレイボーイクラブ」「ハゲタカ」の大森南朋が演じている。その他、「軽蔑」の鈴木杏、「かぞくのくに」の井浦新、「赤い季節」の新井浩文、「沈まぬ太陽」の鶴田真由らが出演。

芥川賞作家・吉田修一の同名小説を「ぼっちゃん」の大森立嗣が映画化。桂川渓谷で幼児殺害事件が発生。実母が逮捕されるが、隣家に住む尾崎俊介がその母と不倫関係にあったという疑惑が浮上。その証言は俊介の内縁の妻・かなこによるものだった。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2013年6月22日
キャスト 監督大森立嗣
原作吉田修一
出演真木よう子 大西信満 鈴木杏 井浦新 新井浩文 木下ほうか 三浦誠己 薬袋いづみ 池内万作 木野花 鶴田真由 大森南朋
配給 ファントム・フィルム
制作国 日本(2013)
年齢制限 R-15
上映時間 116分

(C)2013「さよなら渓谷」製作委員会

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ユーザーレビュー

総合評価:4.5点★★★★☆、4件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-10-31

📚図書館の映像化作品コーナーに在った本篇原作を手に取る。酷暑の1日から始まる吉田修一の文体と描写の的確さに舌を巻いて仕舞う!此れを映画化すると云う欲望と映像さながらのリアリティを一頻り想う

最終更新日:2023-11-10 16:00:01

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