まほろ駅前多田便利軒 作品情報

まほろえきまえただべんりけん

東京から神奈川へ突き出るように位置する街“まほろ市”。都会でもなければ田舎でもない。そんな街の駅前で便利屋“多田便利軒”を営むバツイチ男、多田啓介(瑛太)は淡々と仕事をこなす真面目なしっかり者。だが、ある年の正月、客から預かったチワワに逃げられてしまう。やがてバス停で見つけたチワワを抱く男は、中学時代の同級生・行天春彦(松田龍平)だった。かつての無口な印象とは違い、よく喋る風変わりな男に変貌した行天と一緒にチワワを返しに行く多田だったが、依頼人は既に夜逃げ。所在を突き止めたものの、新しい飼い主を探すよう頼まれてしまう。さらに、半ば無理やり行天が多田の家に居候することになり、多田と行天、そしてチワワの奇妙な共同生活が始まる。3月になり、自称コロンビア人娼婦ルル(片岡礼子)とルームメイトのハイシー(鈴木杏)がチワワの引き取りを申し出てくる。多田はそれを断るが、行天は条件付きでチワワの受け渡しを約束してしまう。行天の勝手な行動に苛立つ多田だったが、“犬は必要とする人に飼われるのが一番幸せだ。”という彼の言葉に心を動かされる。6月。小学生、由良(横山幸汰)の塾の送迎を依頼された多田と行天。親の愛情に飢える由良は当初、生意気な態度を見せるが、次第に2人になついていく。その傍ら、由良が密かに覚せい剤の運搬に関わっていることを知った多田は、元締めの星(高良健吾)と取引して由良を解放。親の愛情について、優しく由良を諭す。8月になると、行天の元妻、三峯凪子(本上まなみ)が現れ、多田は彼の秘密の一部を知る。同じころ、ハイシーに付きまとうストーカーの山下(柄本佑)を撃退する行天。だが、山下は星の手下だった。多田の事務所を訪れた星は、問題児の山下と共に、深入りした行天を消すと警告。そして10月。忘れられない過去と否応無しに向き合うこととなった2人は、遂に最後の季節を迎える……。

「まほろ駅前多田便利軒」の解説

直木賞を受賞し、50万部を超えるベストセラーとなった三浦しをんの小説を、「ディア・ドクター」の瑛太、「誰も守ってくれない」の松田龍平共演で映画化。東京と神奈川の境にある“まほろ市”を舞台に、便利屋を営む男と居候の友人が出会う人々の様々な人間模様を綴る。監督は「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」の大森立嗣。

直木賞に輝く、三浦しおんの小説を映画化したドラマ。便利屋を営む啓介と、彼の元に転がり込んだ元同級生の春彦。自称コロンビア人の娼婦や怪しいバイトに手を染める小学生などワケありな客たちの依頼を引き受ける2人だが……。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2011年4月23日
キャスト 監督大森立嗣
原作三浦しをん
出演瑛太 松田龍平 片岡礼子 鈴木杏 本上まなみ 柄本佑 横山幸汰 梅沢昌代 大森南朋 松尾スズキ 麿赤兒 高良健吾 岸部一徳
配給 アスミック・エース
制作国 日本(2011)
上映時間 123分

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ユーザーレビュー

総合評価:3.4点★★★☆、5件の投稿があります。

P.N.「しんのすけ」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2011-06-03

もう少しだった。せっかく龍平なんだから、探偵物語的なノリでやればスカッと面白く仕上がってたと思います。

最終更新日:2022-07-26 11:03:32

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