キラー・インサイド・ミー 作品情報

きらーいんさいどみー

1950年代の西テキサス。田舎町セントラルシティの保安官助手ルー・フォード(ケイシー・アフレック)は、物腰が柔らかくて愛想がいいと評判の青年だ。29歳の彼は亡き父親の屋敷を相続、幼なじみの女性教師エイミー・スタントン(ケイト・ハドソン)との気ままな逢瀬を重ねている。そんなある日、ルーは上司からジョイス・レイクランド(ジェシカ・アルバ)という娼婦に対する市民の苦情処理を任され、彼女の自宅に赴く。暴れるジョイスをベッドに押さえつけたルーはベルトを手にし、彼女の尻をありったけの力で何度も叩く。やがてルーが詫びると、欲情したジョイスは自らキスを求め、二人は激しく愛し合う。この日以来、ジョイスとの情事が日課になったルーは、彼女から思わぬ話を持ちかけられる。彼女に夢中のエルマー・コンウェイを引っかけ、金をむしり取ろうというのだ。彼の父親チェスター(ネッド・ビーティ)は地元建設業界を牛耳る顔役で、6年前にルーの義兄マイクをあの世送りにした疑いのある人物だった。復讐の念に駆られたルーは準備を整え、作戦決行当日の夜、エルマーよりひと足早くジョイスの家を訪れる。だが突然彼女の顔面にパンチを浴びせ、容赦なく殴り続けたルーは何も知らずにやってきたエルマーを射殺、その拳銃をジョイスの手に握らせる……。事件を担当する検事ハワード(サイモン・ベイカー)はルーに疑いの目を向け、ルーとチェスターの因縁を知る建設組合長ロスマン(イライアス・コティーズ)も意味深な言動でルーを苛立たせる。そんな中、事件の容疑者としてルーもよく知る地元の若者ジョニーが逮捕された。裁判所に出向いたルーは、首吊り自殺に見せかけて彼を殺害。だがルーが以前ヤケドを負わせた流れ者の男が自宅に現れ、犯罪の口封じ代を要求される。男に金を渡す日。その日は結婚を誓い合ったエイミーと駆け落ちをしようと約束した日でもあった。だがルーは、さらなる殺人を重ねることを決めていた……。

「キラー・インサイド・ミー」の解説

異端のノワール作家として名高いジム・トンプスンの『おれの中の殺し屋』を「マイティ・ハート 愛と絆」のマイケル・ウィンターボトム監督が映画化。田舎町の保安官助手が、内に秘めた殺意を爆発させていく衝動を描く。出演は「ジェシー・ジェームズの暗殺」のケイシー・アフレック、「NINE」のケイト・ハドソン、「マチェーテ」のジェシカ・アルバ。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2011年4月16日
キャスト 監督マイケル・ウィンターボトム
原作ジム・トンプソン
出演ケイシー・アフレック ケイト・ハドソン ジェシカ・アルバ ビル・プルマン サイモン・ベイカー ネッド・ビーティ イライアス・コティーズ トム・バウアー リーアム・エイケン ブレント・ブリスコウ
配給 日活
制作国 アメリカ スウェーデン イギリス カナダ(2010)
年齢制限 R-15
上映時間 109分

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ユーザーレビュー

1件の投稿があります。

P.N.「いのっち」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2011-06-01

人によっては、傑作なのかも知れませんが?私にとっては観てる間中、嫌悪感で胸が苦しくなるような、今年最悪の作品でした。主人公の自分勝手な犯罪にただただ憤りをおぼえます…ジェシカ・アルバもケイト・ハドソンも体を張ったよい演技をしていると思うのに、心に響かなかったのが残念です。

最終更新日:2022-07-26 11:03:32

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