スノープリンス 禁じられた恋のメロディ 作品情報

すのーぷりんすきんじられたこいのめろでぃ

クリスマス前夜の東京。老婦人の早代(岸恵子)の元に古い原稿用紙の束が届く。孫の康子(マイコ)によると、見知らぬ老紳士(山本學)から預かったという。不審に思いながら読み始める早代だったが、そこには誰も知らないはずの70年前の早代の淡い恋の思い出が綴られていた。昭和11年、雪深い北国の村。両親を亡くした10歳の少年、草太(森本慎太郎)は炭焼きをする祖父の正吉とともに暮らしていた。貧しくて学校にも通えない草太だったが、幼なじみの早代(桑島真理乃)と秋田犬のチビに囲まれて幸せな日々を送っていた。早代の父で大地主の政光(香川照之)は2人が遊ぶことを禁じていたが、母のきよ(壇れい)が素直でまっすぐな草太をかわいがっていたことから、2人は一緒にいることができた。草太が一番好きなことは絵を描くこと。早代はそんな草太が真剣に絵を描くときの横顔が大好きだった。ある日、正吉の代わりに炭を売りにいった草太は、帰り道にお金をすられてしまう。泣きながら帰宅すると、正吉が“人を恨んではいけない”と優しく諭してくれるのだった。やがて、村にサーカスがやってくる。正吉からは禁じられていたが、早代に誘われてサーカスに忍び込んだ草太は、不思議なピエロ(浅野忠信)に出会う。萩尾という名のピエロは、絵描きになりたいという草太を励まし、夜空色の絵の具になるという幻の土を一緒に探す。萩尾のアドバイスで、一番好きなものを夜空色の絵の具で描くと決め、早代とともに夜の学校に向かう草太。早代の弾くピアノの美しい音色と月光に浮かび上がる横顔を心にしっかりと刻み込む。だが、正吉が亡くなり、サーカスの終わりとともに萩尾も姿を消すと、2人の幸せな日々にも終わりが訪れる。身寄りがなく、打ちひしがれる草太は必死に絵を描き続ける。そしてクリスマスの夜、完成した絵を届けようと、チビとともに激しい吹雪の中、早代のもとへ向かうが……。

「スノープリンス 禁じられた恋のメロディ」の解説

「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の松岡錠司監督と「おくりびと」の脚本家、小山薫堂が贈るラブストーリー。昭和初期の山村を舞台に、貧しい少年と地主の娘の切ない初恋を描く。主演はTV『バッテリー』の森本慎太郎、『ちりとてちん』の桑島真理乃。「劔岳 点の記」の香川照之、「感染列島」の壇れいが脇を固める。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2009年12月12日
キャスト 監督松岡錠司
原作小山薫堂
出演森本慎太郎 桑島真里乃 香川照之 壇れい マイコ 山本學 浅野忠信 中村嘉葎雄 岸惠子
配給 松竹
制作国 日本(2009)
上映時間 115分

ユーザーレビュー

総合評価:4.38点★★★★☆、12件の投稿があります。

P.N.「姫」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2010-02-16

冬の恋した少女が出てきそうな曲だった

最終更新日:2022-07-26 11:03:33

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