ハルフウェイ 作品情報

はるふうぇい

北海道小樽市。高校3年生のヒロ(北乃きい)は、ある日片想いだったシュウ(岡田将生)から、“付き合ってほしい”と告白される。思いがけない幸せを素直に喜ぶヒロだったが、2人の前には、もうすぐ“卒業”という現実が。そしてシュウには、進路について彼女に言えないでいることがあった。地元北海道の大学に進学するヒロに対して、自分は東京の早稲田大学に行くつもりでいたのだ。“何で言わなかったの? 東京に行くのにあたしにコクってどういうつもり?”怒りを露にしたヒロは、自分の気持ちを伝えようとするシュウからの電話にもメールにも答えなくなってしまう。ヒロの気持ちを察し、東京行きをやめようと担任の高梨先生(成宮寛貴)に相談するシュウ。高梨からは進学するよう諭されるが、自分の気持ちを抑える事はできなかった。東京行きをやめると聞いて、はしゃぐヒロ。だが、その気持ちは少しずつ変化を見せ始める。東京に行ってほしいような、行ってほしくないような……。そんなヒロの様子を察した書道の平林先生(大沢たかお)は、ヒロにある助言をあたえる。さんざん悩んだ挙句、ヒロは決断する。シュウを連れて職員室に向かった彼女は、担任の先生に向かって“早稲田に行かせてあげてほしい”と、頭を下げる。その行動に戸惑いながらも、シュウは自分の本心に気付く。卒業したら離れることが決まった2人。放課後のグラウンドで大声を上げて泣くヒロ。シュウは、そんな彼女をただ抱きしめる……。

「ハルフウェイ」の解説

『ロングバケーション』、『ビューティフルライフ ふたりでいた日々』など、数多くのTVドラマを手掛けた人気脚本家、北川悦吏子の初監督作品。「ラブファイト」の北乃きい、「天然コケッコー」の岡田将生を主演に、卒業を控えた高校生カップルの姿を瑞々しく綴る。プロデューサーとして「花とアリス」の岩井俊二が名を連ねる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2009年2月21日
キャスト 監督北川悦吏子
出演北乃きい 岡田将生 溝端淳平 仲里依紗 成宮寛貴 白石美帆 大沢たかお
配給 シネカノン
制作国 日本(2008)
上映時間 85分

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ユーザーレビュー

総合評価:3点★★★☆☆、15件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-03-23

高校の映画研究部時代を想い浮かべて仕舞う…。瑞瑞しいが何処かに苦しさもあって倉本聰脚本の名作ドラマ〈北の国から〉とか洪サンス監督作品見たいな気分も…。二人の可愛いくも愛すべき即興小曲。フランソワ・トリュフォー監督が〈トリュフォーの思春期〉で即興詩人たる子どもたちの言葉に耳傾けて台詞を工夫したエピソードも連想した。是枝監督もそんな演出法を取っているとかー。岩井&北川監督の初のcombination!

最終更新日:2022-07-26 11:03:34

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