トウキョウソナタ 作品情報

とうきょうそなた

トウキョウの、線路沿いの小さなマイホームで暮らす4人家族の佐々木家は、ごく平凡な家庭である。しかし小学6年生の次男・健二(井之脇海)には、家族に内緒にしている秘密があった。それは、父親に反対されたピアノを隠れて習っていることだった。父・竜平(香川照之)は厳格な父親で、健二の話にまったく耳を傾けようとしない。母・恵(小泉今日子)はおやつにドーナツを作ってくれるような優しい母親だが、いつもつまらなそうにしている。大学生の長男・貴(小柳友)はアルバイトに明け暮れていて、何を考えているのかわからない。それでも、夕食は家族で一緒に食べるような、普通の家族であった。しかし、秘密を抱えているのは健二だけではなかった。実は、竜平は会社からリストラされていた。しかし、それを家族に打ち明けられずに、父親としての威厳と、自分の弱さの間で揺れ動いていた。一方、貴は日本を出て、アメリカ軍に入隊しようとしていた。そんなある日、佐々木家に異変が起こる。健二が帰宅すると、家の中は荒らされており、誰もいなくなっていた……。

「トウキョウソナタ」の解説

ばらばらになってしまった平凡な4人家族が、ある事件をきっかけに再び向かい合おうとする姿を描く。「アカルイミライ」の黒沢清が、自身のキャリアで初めて親と子のドラマに挑んだ意欲作。出演は、「ゆれる」の香川照之、「空中庭園」の小泉今日子、「シルク」の役所広司。2008年カンヌ映画祭「ある視点」部門審査員賞受賞。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2008年9月27日
キャスト 監督黒沢清
出演香川照之 小泉今日子 小柳友 井之脇海 井川遥 津田寛治 役所広司 児嶋一哉
配給 ピックス
制作国 日本 オランダ 香港(2008)
上映時間 119分

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ユーザーレビュー

総合評価:3.25点★★★☆、4件の投稿があります。

P.N.「マー坊」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2008-10-17

今日観て来ました。どんな家庭にも起こり得る日常が描かれていて、とても良かった。主人公達がとにかく自然で、特に二男の男の子は良かった。ただ、強盗役の役所広司が、現実離れしていて、力入り過ぎのような。ラストのピアノの場面、とても心を打たれた。

最終更新日:2022-07-26 11:03:34

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