赫い髪の女 作品情報
あかいかみのおんな
建設会社でダンプカーの運転をする主人公と道で拾った赫い髪の女との、ただれた愛欲のうねりを描く
その赫い髪の女が光造の部屋に来てから何日かがたっていた。女が部屋に転がり込んでから、繰り返し交接したためか、愛欲のうねりが、いまだに光造の体に残っている。女に声をかけたのは仕事の帰り道であった……。その日から、光造は自分の部屋で女と一緒だった。裸になった女の乳首は黒く、女には二人の子供があったという。光造は、それ以上のことを女に訊ねなかった。実際女に何を訊ねてもしかたがない。それは、口笛一つでついて来た犬をあれこれ詮索しても、結局はその犬を飼うのか、追い払うのかどちらかしか道がないように、光造には女を部屋に居続けさせるか、否かの二つの方法しかないのだから。
「赫い髪の女」の解説
中上健次の原作『赫髪』の映画化で、脚本は「トルコ110番 悶絶くらげ」の荒井晴彦、監督は「壇の浦夜枕合戦記」の神代辰巳、撮影は「団鬼六 縄化粧」の前田米造がそれぞれ担当。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:神代辰巳
出演:宮下順子 亜湖 石橋蓮司 |
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制作国 | 日本(1976) |
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