イン・ハー・シューズ 作品情報

いんはーしゅーず

ローズ(トニ・コレット)は、フィラデルフィアの大手法律事務所に勤める弁護士。仕事に生きる彼女だが、実は太めの体型にコンプレックスを持っていて、恋愛にはつまずいてばかり。そんな彼女のアパートに、実家を追い出された妹のマギー(キャメロン・ディアス)が転がりこんでくる。マギーはゴージャスなルックスの持ち主だが、高校卒業から10年経っても地に足のつかない生活を送っていた。ローズは上司の恋人ができたばかりでマギーの存在は迷惑だったが、姉として放り出すわけにもいかない。しかしローズが出張から戻ると、家は大荒れで、しかもマギーは姉の恋人と肉体関係を持ってしまった。アパートを追い出されたマギーは、フロリダに行くことにする。そこには父と死んだ母がその存在を秘密にしていた、母方の祖母エラ(シャーリー・マクレーン)がいるはずだからだ。マギーがフロリダに着いて彼女を訪ねると、エラは老人ホームで世話役をしながら暮らしていた。家族と絶縁していたことに罪悪感を抱くエラは、これで埋め合わせができるとマギーを歓迎するが、マギーはエラの金を盗もうとする。エラはマギーに施設内の介護の仕事をするように言い渡した。そこでマギーは、盲目の元大学教授(ノーマン・ロイド)と出会い、詩の素晴らしさを教わり、自分のコンプレックスであった難読症の克服を始める。この出来事をきっかけに大きく変わっていくマギー。一方、ローズも自分を見つめ直す生活を送る中で、元同僚のサイモン(マーク・フォイアスタイン)と愛を育む。やがてフロリダでローズとマギーは再会して仲直り。フィラデルフィアに戻ったローズは、エラの靴を履いてサイモンと結婚式を挙げるのだった。

「イン・ハー・シューズ」の解説

対照的な姉妹の絆を描くヒューマン・ドラマ。監督・製作は「8Mile」のカーティス・ハンソン。脚本は「エリン・ブロコビッチ」のスザンナ・グラント。撮影は「ドア・イン・ザ・フロア」のテリー・ステイシー。音楽は「ツイステッド」のマーク・アイシャム。美術は「ラッキー・ナンバー」のダン・デイヴィス。編集は「8Mile」のクレイグ・キットソンと「砂と霧の家」のリサ・ゼノ・チャージン。衣裳は「Shall we Dance?」のソフィー・デラコフ。出演は「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのキャメロン・ディアス、「コニー&カーラ」のトニ・コレット、「奥さまは魔女」のシャーリー・マクレーン、「ケイティ」のマーク・フォイアスタインほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2005年11月12日
キャスト 監督カーティス・ハンソン
原作ジェニファー・ウェイナー
出演キャメロン・ディアス トニ・コレット シャーリー・マクレーン マーク・フューステイン リチャード・バージ ブルック・スミス ノーマン・ロイド
配給 20世紀フォックス
制作国 アメリカ(2005)
上映時間 131分

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ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-20

いやあ面白かった。これぞ大人の鑑賞に耐え得る作品だと思う。
さすがカーティス・ハンソン監督、こういう人情ものの機微はまずはずさない。

ここがツボという勘どころをきちんと押さえるために、こちらも笑ったり、ついうるうるしたりと、話を堪能しながらの2時間10分、あっという間だった。

どんなジャンルの作品を撮らせても、きちんと仕事をするカーティス・ハンソン監督って、職人という感じがする。
特にこういう原作つきをコンスタントにまとめる手腕は抜群だ。

「イン・ハー・シューズ」は、共にいい歳でありながら独り身の、時に反目しながらも、本当はお互いが気になって仕方がない姉妹を描くドラマなのだが、この作品がそれだけで収まらないのは、この二人の祖母エラの存在にあると思う。

シャーリー・マクレーンもトニ・コレットも予想通りのいいできだが、特にキャメロン・ディアスが、実は彼女はかなり表情の作り方がうまいことを証明していた。元教授からAプラスをもらった時の嬉しさを噛み締める表情なんてとても良かったと思う。

最終更新日:2024-03-01 16:00:02

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