タイムライン 作品情報

たいむらいん

ニューメキシコ。荒野のただ中で発見された瀕死の男は、担ぎ込まれたERで息絶える。検視を行った医師たちは、信じがたい現象を目の当たりにする。男の体内は、臓器、血管、骨格など、あらゆる組織が断層のようにずれ、欠損していた。その様は、あたかも複写に失敗し、歪みを生じたコピーのようだった。男の正体は、巨大ハイテク企業ITCに所属する物理学者。実は男を死に至らしめたのは、“転送エラー”だった……。同じ頃、フランス南西部。とある修道院の発掘現場でも、信じがたい現象が起こっていた。14世紀の地層から、現代の製品としか思えない眼鏡のレンズが発見されたのだ。一緒に発見されたメモには、<HELP ME>と書かれていた。その筆跡は、発掘に携わっていた歴史学者、エドワード・ジョンストン教授(ビリー・コノリー)のもの。教授は発掘プロジェクトのスポンサーを訪ねるべく現場を離れて以来、消息を絶っていた。2つの事件は、思いもよらない形で結びつく。発掘チームのスポンサーであり、ITCの社長、ロバート・ドニガー(デヴィッド・シューリス)に呼び出されたメンバーは、驚愕の事実を知らされる。教授はITCが極秘裏に開発した量子コンピューターの技術で14世紀フランスに送り出されたが、現地で消息を絶ってしまったのだ。メンバーの一員で、ジョンストン教授の息子クリス(ポール・ウォーカー)は、父親の行方を追うことを決意する。クリスと助教授のマレク(ジェラルド・バトラー)、紅一点のケイト(フランシス・オコナー)、仏語が堪能なフランソワ、そして案内役を務めるドニガーの側近ゴードンたちは、中世の衣装に身を包み、転送装置に立った。やがて、目もくらむばかりの閃光と轟音のなか、彼らの姿はこの世界から消滅する。そして1357年、100年戦争の真っ只中にあるフランス。オリバー卿率いるイギリス軍と、オルノー卿率いるフランス軍は、日々激しい戦闘を繰り広げていた。未来から降り立ったクリスたちに、騎馬隊が襲いかかってきた。しかも、投げた手榴弾が誤作動し、なんと転送装置が破壊されてしまい……。

「タイムライン」の解説

『ジュラシック・パーク』『ライジング・サン』のベストセラー作家マイケル・クライトンの、全米で150万部を売り上げたメガヒット小説を映像化。最先端のハイテク理論と血湧き肉躍るスペクタクルを融合した、SFエンターテインメント。監督は、「リーサル・ウェポン」シリーズの名匠リチャード・ドナー。「ワイルド・スピード」の新人ポール・ウォーカーが主人公を演じる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2004年1月17日
キャスト 監督リチャード・ドナー
原作マイケル・クライトン
出演ポール・ウォーカー フランシス・オーコナー ジェラルド・バトラー ビリー・コノリー ランベール・ウィルソン デイヴィッド・シューリス イーサン・エンブリー アンナ・フリエル マートン・コーカス マイケル・シーン
配給 ギャガ=ヒューマックス
制作国 アメリカ(2003)
上映時間 116分
公式サイト http://www.TIMELINE-JP.NET

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ユーザーレビュー

総合評価:4.25点★★★★☆、4件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-02-10

そして本ポール・ウオーカーの人柄に迫ったdocumentary映画が「I am ポール・ウオーカー」だった。Hollywood嫌いで本当は海洋生物学者として頬白鮫の研究を志向していたり,災害救助ボランタリーに奔走したりと生前の知られざる姿が遺族・友人・映画人等のinterviewで明かされる出演作品が観たく為る好篇

最終更新日:2023-11-29 16:00:01

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